大人になっても「いじめ」というものは存在するらしい。埼玉県に住む40代後半の女性(事務・管理/年収600万円)は、
「10年以上前に勤務していた某社はサービス残業の薄給でした」
と当時の職場がブラック企業であったことを明かした。さらにこの職場には大卒の社員をいじめる先輩が存在していたという。一体どのような状況だったのだろうか。(文:真鍋リイサ)
同じ地域や同じ中学出身者は全力でかわいがる先輩
「ある先輩は大卒が嫌いで、有名大学出身は特に『いじり』という名のいじめや悪口の風潮などやりたい放題」
この先輩は大卒ではなかったのだろうか。もし自身が大卒でないために「有名大学出身」社員をいじめていたというなら大人げないひがみであろう。
しかしこの先輩は「営業成績が良く上層部にも好かれていた」ために誰も止めることができず、大卒社員が苦汁を嘗める状況が続いたという。
「ひとり、またひとりと転職していきました」
さらにこの先輩は、地元が同じ社員を必要以上に「ひいき」していたそうだ。
「同じ地域や同じ中学出身者は全力でかわいがり、褒め、『先輩』らしいサポートを行っていました」
後輩を出身や学歴で差別するとは「先輩」としてあるまじき行為である。これだけ社員を辞めさせておきながら「先輩は今でもその会社で出世し、それなりのポストで元気に働いているそうです」というから納得できないだろう。
「先輩が出世し、いじめをしなくなった世代以降はともかくとして、それまでの世代の社員は大卒がほぼいないそうです。『先輩、これで満足ですか?』と言ってやりたいです」
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