宗教は個人の自由だが、誰かに押し付けるものではない。
兵庫県の50代後半の女性(医療・福祉・介護/年収150万円)は「小学校4年生からの幼なじみ」との絶縁エピソードを明かす。その友人は、東京の短大に通っていたときに付き合っていた彼氏と21歳で結婚した。
「結婚式には自腹で東京に行き、出席し、お祝いも渡しました」
それからも友人とは長い付き合いだったが、疎遠になってしまう。友人はある宗教の「熱心な信者」だったのだ。(文:谷城ヤエ)
「お祝いをしてほしい」→「お金の援助とかは出来ません」
結婚式の1年後、友人は第一子を妊娠、里帰り出産をした。
「退院後に実家に帰って来て、『子どもの顔を見に来て』と言うので、お祝いを持って駆け付けました」
その時に女性は友人から「必ず結婚祝いも出産祝いもするね」と言われたそう。それから友人は第2子と第3子を関東で出産。離れていることもあり女性はお祝いをしなかったという。
「私は晩婚で33歳で結婚し、34歳で出産しましたが、結婚した時に持病も発覚したので体調不良で式も挙げず、入籍のみでした」
友人には報告したという。ところが、
「おめでとうの言葉だけで……ずっーとモヤモヤが消えませんでした」
自分からすると言ったお祝いをしない友人。にもかかわらず、宗教への勧誘には熱心だった。
「家族を何とかして入信させようとする行事のある時には飛んで帰省をして来ては会いたがるので、食事に行ったり、実家での○○(宗教団体名)の行事には渋々行ってましたが……あまりにも露骨」
「お祝いの件は10年以上間が空いてるので、忘れているのか?」と思った女性は、友人に「お祝いをしてほしい」「入信を迫る時だけは帰省するのは何故か?」とモヤモヤしていることをメールで伝えた。すると友人からは、
「『お金の援助とかは出来ません』と返事が来て……」
と、まさかの返答に女性は呆れただろう。自分は心を込めてお祝いしたのにもかかわらず、そんな対応をされたら痺れを切らすのも当然だ。
「そのまま1か月はメールのブロックもしないので、何らかの返事が欲しいと言いましたが……返事も全くなくてそのまま縁切りをしました」
と綴った。
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