9月28日(木)、MotoGP第14戦Motul日本GPの搬入日に、プレイベントとしてMinibike GPが開催された。
コロナ前は日本GP恒例となっていたこのMinibike GP。会場はモビリティリゾートもてぎのアトラクション「モトレーサー」、使用されたマシンは最高速15km/hのEVポケットバイクだ。
今回が4回目の開催となる日本GP前哨戦?には、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、ヨハン・ザルコ(プリマ・プラマック・レーシング)、ミゲル・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、鈴木竜生(Leopard Racing)、ダビド・アロンソ(Gaviota GASGAS Aspar Team)の8名のライダーが参加した。
まだ搬入日にも関わらず、レース開始前から「モトレーサー」を熱心なMotoGPファンたちが訪れ、スタートを楽しみに待っていた。
ライダーたちが到着すると、ファンサービスをしつつ、レース前にはそれぞれの実際のマシンのカラーリングを模したマシンを念入りにチェック。本当のレース同様、ライトがオフになった瞬間地面を蹴ってマシンを進めていく。
ホールショットを獲得したのはザルコ。チームメイトのマルティン、オリベイラと続く。一方で日本人勢はスタートから少し遠慮がちで、後方に固まる。
皆、真面目にスタートしたと思いきや2周目からは様子が一変。オリベイラの転倒やアコスタ、ザルコなどによる堂々のショートカットなど、レースは荒れた展開となる。
優勝したのは、序盤から熱い走りを見せながらも最後はズルをしてトップに立ったヨハン・ザルコ。2位にダビド・アロンソ、3位にはペドロ・アコスタが入った。
レースの前後には集まったファンへのファンサービスも多く見られたほか、来場していたアコスタファンの少年との交流などのほっこりする場面も多くあり、和気あいあいとした雰囲気の中で事前イベントは終了した。