Text by CINRA編集部
松島聡(Sexy Zone)の個展『松島聡 コ。展』が本日9月27日から表参道ヒルズ スペース オーで開催されている。
自身初の個展となる同展では、マネキンをモチーフに自己投影した作品群を制作し、幼少期から現在地点の自分までの25年間を通して「らしさ」を探求したインスタレーションなどを展示。
展覧会タイトルの「コ。」には、自分らしさ=「個(“コ”)」として表現を詰め込み、「心(“コ”コロ)」の目で感じてもらえる展示にしたいという想いが込められているという。ロゴに刻まれた「コ。」の文字は松島が自ら書き下ろした。
9月26日には本人登壇による会見が開催。作品と展示会場について「自分の理想としているものを少しずつ形にしながら、スタッフの皆さんと一緒に作り上げてきたものがやっと完成して、心の底から自信をもった作品をお届けできるかなという想いでいます」と語り、作品作りに関しては「マネキンに直接装飾しているので何度も作り直したものもありました。マニュアルが無い中、一つずつその都度考えながら作ってきたので、その中で課題も生まれましたし、今回を経てさらにクオリティの高い作品を作りたいという次への目標も見えてきました」とエピソードを話した。
展覧会を通して用いられている白と黒のモノトーンを使った表現については「色々なものが持つ二面性について、どちらが正しいという白黒つけないといけないという固定概念にとらわれずに、どちらもがもつ良さに目を向けて柔軟に捉えて欲しい」というその背景を語り、「自分を中心に“自分のこれをみて”というのを作品に出すというアプローチもあると思うのですが、そうではなくて、ファンの方をはじめ初めて作品を見た方がどう思うかというところまで想いを馳せながら作品を作りました」とコメント。
最後に開催への意気込みとして「見に来てくださる方のそれぞれの視点で、視覚的な部分だけでなくココロの目で作品を感じ取っていただいて、何かを思うきっかけなってくれるとうれしいです」と締めくくった。
会場内に併設された特設ショップでは、松島が自ら企画立案やデザイン監修に携わったオリジナルグッズを販売。
さらにオンライン配信版『コ。展』の開催も決定。本人のナビゲーションによる展覧会の紹介が行なわれるほか、作品制作や会場施工の様子なども紹介される。詳細は展覧会オフィシャルサイトで後日発表。
【松島聡(Sexy Zone)のコメント】
いよいよ個展がスタートしますが、初めての経験ということもあり、楽しさやワクワク感を抱きつつ、一方で、正直不安もあります。僕が作った作品をお客様がどういうふうに受け取ってくれるのか? 今はその想いの受け取り方がすごく気になっていますね。とても前向きなメッセージを込めた内容になっているので、ご覧になった方々に何かを感じていただけたら嬉しいです。
今回創作した作品は、何度も修正を加えてブラッシュアップしてきたもの。自分でも想像以上のものができあがっていると思いますし、過去に手がけた作品に自信を持てなったこともあったので、こうやって形になったものを見渡すと、自信を持って満足できるものが完成したと思います。
今回、個展という機会をいただけたことが嬉しかったですし、この経験を通して学んだことはグループ活動や他のお仕事にも生かしていけるはず。スタッフの皆さんと話し合いを重ねて、一緒に手を動かした中で得たものも大きいです。これからも、アートに限らず、様々なもの作りに挑戦していきたいと思いました。たくさんの方々のお力添えあってのことなので、それも含めてあらためて感謝しつつ、今後につなげていきたいと思っています。