企業側が就職活動中の学生を大学名でふるいにかける「学歴フィルター」は、どうやら本当にあるらしい。就職説明会で「自分は満席表示。一方友人は……」と、明らかな学歴フィルターを感じたという経験談が複数寄せられているので紹介したい。(文:林加奈)
30代後半の男性(大阪府/企画・マーケティング・経営・管理/年収800万円)は、ロンドン大学で博士課程を修了している。海外の大学院を卒業しているとあって「有名な外資系企業の書類審査を通過」できた。日本の大学名で就活していたときと比べると、対応が違うと感じているようだ。
海外の大学院卒の男性「ザルなのでは」と思うほど簡単に書類審査通過
「日本の大学で就活をしていたときには絶対に呼ばれなかったような外資系有名企業の書類審査を、海外の大学院を終了後は『ザルなのでは』と思うほど簡単に通過し、普通に面接に呼ばれる。とはいえ、面接を通過するかどうかは(本人の)でき次第だとは思う」
と言及している。外資系企業ならではの学歴フィルターが存在するということか。
一方、学歴フィルターにかけられ、説明会に参加できなかった人たちの声も聞かれた。
「別の大学の友人が、説明会空席まみれだったのにもかかわらず、私のマイページでは満席と表示されたとき。説明会にも行けず、学歴フィルターを感じました」(30代後半の男性/大阪学院大学卒/営業/年収400万円)
「某大手企業の説明会で、立教大学や明治大学の友人には空席表示となっていたが、自分は満席表示だったことがある。MARCH内でも格差を感じた」(20代後半の男性/法政大学経営学部卒/営業/年収350万円)
早慶上智の学歴フィルターで落とされるのならともかく、MARCH内でも格差があるのは納得がいかないかもしれない。
※キャリコネニュースではアンケート「学歴フィルターを感じた瞬間」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/MBLP6EPQ