世の中には、なぜかよりによって変わり者に好かれてしまう人がいる。30代後半の女性(東京都/クリエイティブ/年収100万円未満)もその一人だ。
「だいぶ前の話で、元同僚のことです。最初の頃は同僚として、私が退職した後もほどよい付き合いをしていました」
このあと、どんな展開が待っていたのだろうか。(文:長田コウ)
拒絶すると「私の転職先のビルの外観を撮った写真がメールに添付され送られてきて……」
事の発端は、同僚が「あるとき私を主人公に小説を書いたと言い、渡して」きたことだった。渡された小説は、「装丁されており、短編小説くらいの長さ」があったというから思いの強さがうかがえる。
「恐る恐る読みました。恋愛小説で、少しの事実に妄想が混ざっている内容でした。中には際どい表現もあり、戸惑いましたし、正直、気持ち悪いと思いました」
思いがけない行為や内容にドン引きしてしまった女性は「それからメールや電話を無視するようになった」という。できれば付き合いをフェードアウトしたかっただろう。しかしそれから、元同僚から恐怖ともいえる嫌がらせが始まった。
「失礼な人だと鋭い言葉で批判するメールが送られてきました。無視し続けると、私の転職先のビルの外観を撮った写真がメールに添付され送られてきて、ゾッとしました」
変わり者だと察知したら、早めに距離を置くのが賢明な判断だろう。女性は、自省の念が垣間見える言葉で締めくくった。
「その後は特に何もありませんでしたが、若い頃はやや奔放だった私は自分の言動を振り返り、気をつけようと思うようになりました」
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