物価高騰、増税そして戦争という先行きの見えない現代に、手取り20万円以下の人たちはどのような暮らしをしているのだろうか。手取りが19万8千円の30代後半の男性(神奈川県/正社員・職員/年収400万円)が、実状を語ってくれた。
男性は「少なくは感じているのが正直なところ」とこぼす。(文:國伊レン)
家に9万円、実家に2万円、貯金に4万円、小遣い4万円、携帯等1万円
「営業職だが、契約の有無に関わらず給与が変わらないのがつらい。まだ転職3年目のため、仕方ない部分はあるとは理解している」
その一方で、
「普段の生活では20万未満の給料ではあるが、家に9万円、実家に2万円、貯金に4万円、小遣い4万円、携帯等1万円というように割と生活できている」
「またボーナスが30万ずつ3回あるため、年間100万程度は無理なく貯まります」
と、厳しい生活ではないことを明かす。
男性は既婚で「嫁は私より稼いでいて、年収は600万」であるそうで、「嫁からも家に9万円、貯蓄に8万円」が入るという。さらに80万円のボーナスが2回あるため「嫁は年間200万程貯蓄」をしている。
男性の家庭は持ち家で車もあり、夫婦合わせて年間300万円貯蓄でき、食費も4万円くらい使えるのだという。生活に困っている様子はなく、
「なんだかんだ余裕です」
と締め括った。