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ストレガ掘り下げに湧いた『ペルソナ3リロード』『ペルソナ5タクティカ』の「MEDIA BRIEFING」

2023年09月21日 07:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
アトラスは9月20日、ヒューリックホール東京にて「ATLUS TGS2023 MEDIA BRIEFING」を開催し、『ペルソナ3 リロード』『ペルソナ5 タクティカ』の新情報を発表した。


本イベントでは翌日からの開催を控えた「東京ゲームショウ2023」に先駆け行われ、セガ・アトラスブースでの出展・試遊についての情報や新作ゲームについての発表が行われた。また、本イベントの直前には、『PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth」』(2013年公開)の特別上映会が行われ、約200名の観客たちも同時に鑑賞し新情報に盛り上がった。


まず、MCである宇垣美里とマフィア梶田が登壇し、『ペルソナ3 リロード』のトレーラーを鑑賞。『ペルソナ』シリーズは『3』から入ったという梶田は「懐かしい……」と感慨深さをあらわにした。



今回のトレーラーで中心となったのは、主人公たちと敵対する組織・ストレガのタカヤ、ジン、チドリ、そしてベルベットルームの住人であるエリザベス。オリジナルではチドリのエピソードは多めだったものの、タカヤやジンはあまり掘り下げられていなかったため、その補完エピソードもあるとのこと。そして、新妻良太プロデューサーは、ストレガだけではシリアスになりすぎるとのことで、エリザベスとのコミカルシーンも入れ込んだと語った。


続けて、山口拓也ディレクターによる実機プレイへ。本作のダンジョンであるタルタロス・エントランスからスタート。今回のパーティメンバーは、伊織順平、真田明彦、桐条美鶴。新システムとして、『ペルソナ5』のバトンタッチに似た「シフトシステム」(純粋に攻撃の権利を譲渡するだけ)や、敵に大ダメージを与える「テウルギア」などを紹介した。



さらに戦闘面以外のシステムとして、戦闘終了後のシャッフルタイムの要素の追加や、何段階か前まで巻き戻しができるロールバックなどプレイが便利になる面も。さらに、先制攻撃時の新曲が追加されたり、メニュー画面のUIが新規に作り直されたりといった要素が紹介された。



続けて、『ペルソナ5 タクティカ』のコーナーへ。ここからは、『ペルソナ5』シリーズの歌唱を担当するLyn(稲泉りん)、アトラス・音楽担当の小西和樹氏、和田和久ゼネラルプロデューサー、モルガナが登壇。本作は『ペルソナ5』のキャラクターがデフォルメキャラクターとなって展開するシミュレーションRPG。本作の成り立ちとして、チームでの活躍を見せたいという企画が上がり、その図式を考えたときにしっくりくるのがシミュレーションRPGだったという。



お馴染みのバトルシステムである1MORE、バトンタッチ、総攻撃などはしっかりとアレンジして取り入れているとのこと。なお、総攻撃はTRIBANGLE(トライバングル)と新しい形になっている。また、明智吾郎、芳澤かすみがDLCで登場すると告知した際は反響がすごかったと語る。



また、本作の楽曲に対して小西氏はシミュレーションRPGになって等身が変わったので、『ペルソナ5』の元のテイストをそのまま持ってくると違和感があったと語る。しかし、デフォルメで可愛らしい楽曲にしても『ペルソナ5』らしさが失われるので、気を遣って楽曲制作をしたとのこと。



Lyn(稲泉りん)は今回もオープニングテーマなどの楽曲を担当しており、本作でも新しいチャレンジをしています、とネタバレに配慮してコメント。「小西さん笑っていますけど、鬼畜なチャレンジになっています(笑)」と笑いを誘った。和田和久ゼネラルプロデューサーは、「アトラスとしてこういった発表会をするのが久しぶりです。『ペルソナ3 リロード』は『ペルソナ』がどう進化したのかを確かめてもらいたい。『ペルソナ5 タクティカ』は、新しいジャンルの挑戦です。システムなどを試行錯誤して作りました」とそれぞれの作品について語った。



最後は、小西氏のギター演奏、Lyn(稲泉りん)の歌唱による『ペルソナ5 タクティカ』よりオープニングテーマ「Revolution in your Heart」「Got Your Tail」、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』より「I believe」が披露され、大盛りあがりのまま本イベントは終了した。