辞められたら困るからと言って、若手に甘すぎる上司はいかがなものだろう。
40代前半の男性（高知県／素材・化学・食品・医薬品技術職／年収650万円）は「4年目の若手が言いたい放題、やりたい放題なところ」に不満を持っている。（文：林加奈）
「定時近くなると、自分の課長にタメ口で1時間以上立ち話。定時後は他課の課長と1時間立ち話で残業申請」
「全員参加の清掃活動は基本遅刻で決めゼリフ『もう終わったの？』」
他にもいろいろあるようだ。
課長に進捗を聞かれれば「一切やってません」と答える
「出張案件には飛びつく。先日も韓国、福岡、愛知に出張」
「先輩の転勤の内示が出ると、移動先の路線とか駅周辺情報を勝手に検索して言いたい放題」
「現場作業は一切やらない。課長に進捗を聞かれても『一切やってません』といい、結局課長が段取りすることになりました」
これでは上司も少なからず負担を感じているのではないだろうか。他にも、
「社有車の予約は1日か半日入れて、夕方に30分程度使うだけ。これはさすがに他課の課長に注意されて辞めました」
など、ゆるいを通り越してかなりルーズな印象を受ける。
先輩後輩関係なく下の名前で呼び捨てすることも
この若手は上司や同僚、取引先の呼び方も独特のようだ。
「得意先の女性社員は気に食わないと『ババア』。上司、先輩は『○○くん』『○○ちゃん』」
先輩後輩関係なく下の名前で呼び捨てすることもあり、「50歳過ぎの独身のお局様は、本人がいても呼び捨て」なのだとか。本人や周りは何とも思わないのだろうか。
見かねた男性は「あまりにもひどいので直属の上司に相談した」という。すると返ってきた返事は、
「厳しくすると辞めちゃうから」
だった。
厳しすぎるのは確かによくないが、先輩や上司に対しては敬語を使うなど、社会人として最低限のマナーは必要だろう。
「雰囲気悪いなら辞めたらいいのに、と思います」
と男性は締めくくった。
