「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」のオープニングイベントが、本日9月19日に東京の国立新美術館で開催。同展示会で音声ガイドを担当している津田健次郎が出席した。
【写真】イヴ・サンローランのスーツを着た津田健次郎。全身ショットはこちら。明日9月20日に開幕する「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」は、ファッションデザイナーであるイヴ・サンローランのキャリア40年間の歴史をたどる大回顧展。1958年にクリスチャン・ディオールのデザイナーとしてデビューを飾ったサンローランが、1962年に自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表し2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードした軌跡を、ルック110体のほか、アクセサリーやドローイング、写真など計262点12章構成で紹介していく。展示会の開催にあたっては、イヴ・サンローラン美術館パリが全面協力を行っている。
イヴ・サンローランのスーツを着て登場した津田。一足先に展示を鑑賞したといい、「本当にバリエーション豊かな展示で、章ごとに全然違う世界が広がっていました。めちゃくちゃ楽しかったです」と感想を語る。展示会の特徴となっている110体ものルックの中から、目を引いたものを問われると、津田は「今回の展示会のビジュアルにも使用されている、モンドリアンの絵をモチーフにしたドレス。やはりカッコいいなと思いました。あとは男性物のタキシードをアレンジしたものや、その隣のジャンプスーツも。あと、マトリョーシカをイメージしたウェディングガウンもあって、イマジネーションが大爆発ですね」と興奮気味に語る。
ファッションにまつわる展示であることにちなみ、МCからファッションにおいて気を付けているところを聞かれた津田。「似合うか似合わないか、ですね。トレンドはありますけど、まずそれが自分に似合うかを気にしています。最近は着心地重視で楽していますけど……」と語る。
音声ガイドにはナレーションだけではなく、サンローランの名言を津田が読み上げる場面も。津田は「音声ガイドってナレーションがメインですよね。今回はそれプラス、サンローランの言葉も入っていてその場面では雰囲気を変えているので、ぜひご注目ください。まず作品をご覧いただいて、ご自身のインスピレーションで見どころを感じていただいたうえで、音声ガイドを聴いていただくと情報量が増える。この順番でご鑑賞いただくことをオススメします」とアピールする。また、「女性ファンに向けて決めポーズと甘いセリフで展示をPRしてほしい」というМCの要望に、津田は困惑しつつも「イヴ・サンローラン展……。素敵な、豪華な作品とともに僕の音声も聞いてね」とささやく。オーダーを見事クリアするも、津田は恥ずかしさのあまりに膝から崩れ落ちていた。
イベントには展示会のテーマソング「Knock Knock」を歌うidomも出席。歌手活動を行う前は、コロナ禍で断念せざるを得なかったもののイタリアのデザイナー事務所に就職が決まっていたというidomは、デザイナーとしての視点で展示の見どころを語った。「ジャンプスーツがすごくカッコよかった。自分がプロダクトデザインをやっていたこともあって、機能的な部分をファッションに落とし込むっていうところに惹かれちゃいました。今回、展示形態も素晴らしいので動きたくなくなりますね」とコメント。その後idomは、「Knock Knock」を津田や報道陣の前で生披露した。
最後に津田は「写真だと伝わらない、実物を見ないとわからない作品が多数あるので、ぜひ見に来ていただきたい。音声ガイドと一緒に楽しんでいただけたら」と挨拶。idomは「職人さんたちの素晴らしい技術やイヴの歴史が一気に見られる素晴らしい展示会。テーマソングと一緒にお楽しみください」と結んだ。