カトリーヌ・ドヌーヴは、2019年に映画『De son vivant』(日本未公開。「生前に」の意味)の撮影中に脳卒中に見舞われた。比較的早期に回復はしたものの、その後、新型コロナウイルスの流行のため撮影が再び延期となり、『De son vivant』がやっと公開にこぎつけたのは2021年のことであった。最新作『Bernadette』は、カトリーヌ・ドヌーヴにとって2年ぶりの映画出演作品となる。ちなみに『De son vivant』は、第47回セザール映画祭に出品され最優秀監督賞を受賞している。
10代の頃から女優のキャリアをスタートさせ、『シェルブールの雨傘』(原題:Les Parapluies de Cherbourg、1963年公開)、『昼顔』(原題:Belle de jour、1967年公開)の実写版フランス人形のような時代から、『インドシナ』(原題:Indechine、1992年公開)、『8人の女たち』(原題:Huit Femmes 2002年公開)といった美魔女時代にもヒット作を持ち、79歳になった今日でも精力的に衰えることなく活動を続けているカトリーヌのような俳優はそういないであろう。
画像2、4枚目は『Karé Productions 2023年7月3日付Instagram「BERNADETTE Un film de Léa Domenach」』『Royal Jewels of Norway 2022年9月23日付Instagram「Queen Sonja and the then First Lady of France, Bernadette Chirac. Year 2000.」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 リエコ)