セッションの序盤は、路面が完全ウエットということもあり1周のチェック走行を終えてピットに戻る車両が多いなか、両クラスともヨコハマタイヤを装着するチームが積極的に周回を重ねる。そこにGT500ではミシュランの23号車MOTUL AUTECH Z、GT300ではダンロップの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、ブリヂストンの2号車muta Racing GR86 GT、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTが続いていく。
そのGT300専有走行では、サクセスウエイト100kgを積む18号車UPGARAGE NSX GT3が5番手にタイムアップする。しかし、SOコーナーふたつめで嵯峨宏紀がドライブする31号車apr LC500h GTがクラッシュを喫してしまい2度目の赤旗が提示され、GT300の専有走行はここで終了。最終的にはBoP変更で重量増の61号車がそれを跳ね返す首位発進。60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT、96号車K-tunes RC F GT3が続き、ダンロップ装着マシンがトップ3を占めている。
GT500の専有走行は31号車の車両回収とバリア修復完了後の11時05分にスタート。開始と同時に日差しが出てくるなか、まずは38号車ZENT CERUMO GR Supraの石浦宏明がトップに立ち、続いて24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z、37号車Deloitte TOM’S GR Supraが石浦のタイムをブレイクしていく。