入社前後で社長の言うことが変われば、不信感が募るだろう。岐阜県に住む40代後半の女性(福祉・介護/正社員・職員/年収300万円)は、「介護職」の仕事を「1か月」で辞めたことがある。(文:永本かおり)
ハローワークから紹介を受け面接を受けた女性は、「資格はあるけど未経験だが大丈夫か」「家族の介護もあったため、急に休むことも可能か」と、面接官である社長に確認をした。
何一つ教えてもらえず。質問すると「そんなこと知らないのか」とバカにされる
すると社長から「未経験でも問題ない。先輩社員が責任を持って指導するし、家族の介護を優先してもらって大丈夫」と返事があり、入社した女性。
しかし、実際は「先輩社員からは何一つ教えてもらえず。質問しても『そんなこと知らないのか』とバカにされ上司からは激怒される」職場だった。しかも、
「私が上司に激怒される姿を先輩社員は『また怒られている』と笑いながら見ていました」
と、女性にとって冷たく厳しい職場だったことが窺える。
そんな中、女性の家族の体調が悪くなり、その日のうちに病院に連れて行くことになった。女性は上司に「仕事を休みたい」と言うと、社長に連絡するように言われたため、社長に電話で「休みをもらいたい」と伝えた。すると社長から思いもよらぬ言葉が返ってきた。
「上司から私が先輩社員の指導を真面目に受けていない。急に休まれても困るから、今日付で退職させると一方的に言われました。社長には、先輩社員から何一つ教えてもらえず話が違うことは話をしましたが聞き入れてもらえませんでした」
口だけの社長に失望し、騙された気持ちになっただろう。
退職後は他の事業所で専門職に就いた女性。「狭い街」のため前職の「いろいろ噂を聞きますが、辞めて満足です」と綴っていた。
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