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給料日直後は危険?「パチンコはいつ行けば勝てるのか」問題 そもそも行かなければ絶対負けない

2023年09月12日 17:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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パチンコってのは遊技の建前をとったギャンブルである。これはもう誰がなんと言って取り繕おうが覆ることのない、純然たる事実。

パチンコ・パチスロは時に人を依存症にさせ、借金地獄に陥れることもある。最近はパチンコが原因で自殺したという話を聞くことは減ったが、これは遊技機の射幸性が全体的にはマイルドになっていったことと、もう一つに消費者金融に対して金融庁が再三の指導を行い、無謀な督促が減ったこと(ヤミ金は除く)、それから遊技人口自体が減少したことが理由だろう。

が、パチンコ・パチスロってやっぱり昔から、勝ちにくく負けやすい遊びだ。全部のギャンブルがそうなんだけど、最終的には胴元有利だし、この不景気下ではその胴元となるパチンコホールすら経営が危うい。つまり基本的には「打たない」が正解なのである。(文:松本ミゾレ)

いつ打ってもあんまり変わらず、ボロ負けの危険性は常にある!

先日、5ちゃんねるに「有識者A『休日にパチ屋行くな』有識者B『給料日から1週間はパチ屋行くな』有識者C『平日のイベントはガセ』」なるスレッドが立っていた。スレ主は「じゃあいつ行けばいいんだ」みたいな感じで嘆いている。

これに対しての、スレッドの書き込みをいくつかご紹介したい。

「平日朝に並べ」
「ぞろ目デー」
「7のつく日は誰も負けない」
「月の前半も行くな」
「当たりたがってる台を選べ」

とこんな具合。特段のエビデンスの付帯する意見なんて、まあ当たり前だけど見当たらない感じである。まずパチンコホールに出入りしている人って時点で9割はトータルでクソ負けてる部類なので、そういう人達のアドバイスなんか聞く意味がないんだけども。

それでもたとえば、甘釘だとか、高設定の投入だとかが期待できるイベントもどきみたいなのは全国のホールで色々と開催されている。

でも……正直めちゃくちゃバカらしいよね。遊技だって言ってんのに、いちいちマジになって朝から並んで抽選だのなんだのを受けて、それでやっと台を確保したら全然ガセだったとか、当たり台が隣だった、みたいなことは普通にあるわけで。

僕は横着者だし、ギャンブルするのに早起きとか出来ないタイプだからイベント全盛期からこっち、そんなものを頼ったことはそうそうない。この労力に見合う結果を得た記憶が、ろくにないためだ。

友達との付き合いで朝から一緒に抽選を受けるとかはあるけど、最後にそれをやったのが5月の大型連休中で、それもあまりにやる気がないから結局抽選の時間に間に合わずに最後尾入場となった。

それぐらい、イベントというものにモチベーションがわかない。どうせ負けることが多いし。あんなもん、無駄な努力なのである。

貴重な時間を無駄にするのだから、勝っても負けても損してるのは間違いない

これ、こちらのコラムではもう何遍も書いてきたことだけど、パチンコでの勝ちって金銭的に得こそすれ、遊技に没頭している間は時間というものをしっかりとロスしている。

たとえば他の誰かがキャリアアップのために休日も資格取得のための猛勉強に邁進していたり。あるいはお金も無駄にしない有意義な趣味を満喫していたり。恋人を作って素敵なデートを謳歌していたり。奥さんや子供をディズニーランドに連れて行ったり。

こういう、人生における有意義な時間の消費ってものは世間にごちゃまんとある中で、パチンコ・パチスロに没頭する数時間の、何と退廃的なことか。これで負けたらなお最悪である。僕はガチでパチスロ依存症なので自虐になっちゃうけど、これほど人生の無駄遣いもないと思う。

さいわいにも僕はパチンコ人生20年を超えて、恐らくもう死ぬまでマイナス域に転落することはないぐらいの勝ちを収めているが、それでも信じられないぐらいの時間を無駄にしてきた。

それこそ高設定ツモっちゃって凄い好みの女性とのデートをすっぽかしたこともあったし、パチンコしたさに友達の遊びの誘いを蹴ったこともある。今思うと、若い頃しかできない体験を、なんで後手に回しちゃったのかと後悔しきりだ。

パチンコ・パチスロなんて何も持っていないクソジジイになってからでも遊べるというのに。時間。この大切さについては、年々ますます重要視するようになってきた。ま、今更後悔しても仕方ないけどね!