サラ・バートンはセントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)卒業後の1996年にアレキサンダー・マックイーンに入社。2000年にウィメンズのレディ・トゥ・ウェア部門のチーフに就任したのち、デザイナーのリー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQUEEN)の死去直後の2010年5月から13年以上にわたって、クリエイティブディレクターとして同ブランドの全てのコレクションのデザインを統括してきた。
ケリングの会長兼CEOであるフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)氏は、サラの退任について「過去20年間、リー・アレキサンダー・マックイーンの右腕として、そして2010年以降はクリエイティブディレクターとしてブランドの成功に大きく貢献してきたサラに対して心より感謝の意を述べたい。サラは、リーの伝統やディテールへのこだわり、ユニークなヴィジョンを守り続けながら、サラ自身の経験や感性、クリエイティビティを通してメゾンの芸術的表現を進化させ続けた」とコメントしている。ラストとなる2024年春夏コレクションは、パリファッションウィーク期間中の9月30日に披露される予定。