Text by CINRA編集部
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』に中村倫也と賀来賢人が参加することが発表された。
遠藤達哉原作『SPY×FAMILY』初の映画化作品となる『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は、敏腕諜報員「黄昏」こと父ロイド、超能力者の娘アーニャ、凄腕の殺し屋「いばら姫」こと母ヨル、未来予知犬ボンドからなる仮初めの家族フォージャー家が、ロイドの任務オペレーション「梟(ストリクス)」継続とアーニャの「星(ステラ)」獲得のため、初めて家族全員で旅行に行くことから物語が展開。完全新作オリジナルエピソードとなる。12月22日公開。
中村倫也と賀来賢人が演じるのは、東西平和の転覆を目論む軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまったアーニャの前に立ちはだかる敵役コンビのドミトリ役とルカ役。
【中村倫也のコメント】
原作もアニメもファンだったので、お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に...?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました。
アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイディアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんと出来ているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちに沢山ほめていただきました(笑)。
公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや、『SPY×FAMILY』を好きな方たちが観に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。
【賀来賢人のコメント】
原作を読んで「こんなに面白い漫画があるんだ!」と思って、読んだ瞬間に色々な友達に薦めるくらい好きな作品だったので、まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました。
アフレコをしている時、沢山の方に褒めては頂いたのですが、それを鵜呑みにしていいのかどうかわからないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。
台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。『SPY×FAMILY』をずっと好きな人が観て楽しんでもらえるのは勿論ですが、初めて観るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに『SPY×FAMILY』全部乗せのような感じなので最高の劇場版が出来ると思います。
【遠藤達哉のコメント】
(中村さんと賀来さんは)仲の良いお二人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うセリフを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをして頂けたなと感じます。お二人とも以前からスパイファミリーを読んでくださっていたそうで、とても嬉しかったです。
中村倫也演じるドミトリ ©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社
賀来賢人演じるルカ ©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社
©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社
©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社