石油価格の高騰や増税が止まらない昨今、手取り20万円以下の人はどのように過ごしているのだろう。石川県の20代後半の男性（マスコミ系／未婚／年収350万円）の手取りは19万9000円と、ギリギリ20万円に届かない金額。しかし、転職前はもっと低い金額だったという。（文：林加奈）
今は手取り20万円以下でも「将来を考えられるようになりました」と前向きに
転職して今の仕事を続けている男性だが、転職前の会社が酷かったという。
「手取りは16万を切る時もあれば賞与もゼロという環境でした。そこに2年もいてしまったため、特に貯金もできず、さらには鬱を発症し休職ということも経験するなど、散々な時間を過ごしました。治安も悪く、年に誰かは休職するような会社でパワハラなどは当たり前に横行する環境で、低賃金が招く悲惨さだと感じています」
と、過去の職場を回顧する。現在は手取り額が19万9000円と以前の仕事より上がり、今後は昇給も見込めるという
「以前の会社では結婚はおろか、一人暮らしもままなりませんでしたが、今は将来を考えられるようになりました。今の会社は最初の1年目は契約スタートでしたが、賞与もいただけてとても感動したのを覚えています」
と、前向きに綴っている。手取り20万以下でも以前の劣悪な環境の職場と比較して満足しているようだ。
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
