全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会は9月10日、岡山県の岡山国際サーキットで第14戦の決勝レースが18周で行われ、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH TODA RACING)がイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)との序盤の競り合いを制し、岡山大会で3連勝。チャンピオン争いにも急浮上した。
9月10日朝の第14戦の決勝レースの後、さまざまな併催レースを挟んだ岡山国際サーキットだが、スーパーフォーミュラ・ライツ第15戦の決勝前に行われたTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 第5戦のプロフェッショナルシリーズの決勝レースで、5台ほどが絡む多重クラッシュが発生。赤旗中断となったことから、第15戦は当初予定から15分遅れとなる14時45分にフォーメーションラップが始まった。
スタートでは、2番手からイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が好発進を決めるも、ポールポジションの小出が首位をキープ。オオムラ・フラガ、野中と続いていく。オオムラ・フラガは1周目のヘアピンで小出のインをうかがうも、オーバーテイクには至らず。また2周目にはヘアピンでデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)が野中をかわすなど序盤から激しい戦いが展開された。
3周を過ぎる頃になるとレースは落ち付き始めてきたが、2番手のオオムラ・フラガからビダーレス、野中、5番手の平良、6番手のエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)、さらに最後尾からポジションを上げてきた木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)までが僅差の争いに。中盤以降は5台の争いに注目が集まった。
3戦連続の2位はオオムラ・フラガ、そしてビダーレスは3位でスーパーフォーミュラ・ライツでの初表彰台を獲得することになった。マスタークラスは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が岡山大会での2勝目を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦岡山 決勝結果 PosClassNoDriverCarEngineLapsGrid12小出峻HFDP WITH TODA RACINGスピースA41181252I.オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAXスピースA41182351D.ビダーレスB-MAX RACING 320スピースA4118441平良響モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DCトムスTAZ31185537E.トゥルーリモビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ31187650木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA411811736古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ311868M4今田信宏JMS RACING with B-MAXスピースA411889M30DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320スリーボンド東名TB14F31891053畑享志A-NeKT with B-MAX 320スピースA411710R35野中誠太PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DCトムスTAZ31143 天候:曇り 路面:ドライ ファステストラップ:小出峻(HFDP WITH TODA RACING) 1'25.348 14/18 ペナルティ:No.53は、他車との接触行為により黒白旗を提示した。