行動制限がなくなり、国内だけでなく海外旅行なども楽しめるようになった今、写真を撮る機会も増えたのではないでしょうか。
最近はフィルムカメラや無加工の写真を投稿するアプリ「BeReal」なども人気になり、続々と新しい写真の撮り方が登場しています。
そんな中、最近じわじわと注目を集めているのが、コスメを使った撮影方法。
isuta編集部のエディターが実際に試してみたので、その様子をご紹介します。
クッションファンデやリップを使ってぼんやり淡い写真に写真をいつもと違った感じでおしゃれにかわいく撮りたい時におすすめなのが、カメラのレンズにクッションファンデやリップクリームをつけて撮る方法方です。
ちなみに上の写真はリップクリームをつけて撮ったもの。
この撮り方は、フィルムカメラの時代に使われていた、「紗(しゃ)をかける」と呼ばれている技法なんだそう。
昔はリップクリームやワセリンを塗ったり、ストッキングをレンズにかぶせたりしていたそうです。
今回は、持ち歩いていることも多いコスメを使って、iPhoneなどのスマートフォンのカメラで“紗”をかけてみます。
やり方はとってもシンプル。3つのポイントをおさえて!それでは、どのようにしてこのような写真を撮るのかを説明していきます。
今回使ったのはクッションファンデ、薬用リップクリーム、ラップ、iPhone 12。
iPhone 12はカメラ部分の防塵 / 防水機能がついていますが、機器の安全性を考え、カメラ部分にラップを挟んで写真を撮ってみました。
Point 1 カメラ部分にラップを密着させる。 ピンと伸ばして貼り付けることでキレイに写真が撮れます。 Point 2 付けすぎ注意!ファンデーションやリップは薄めに付ける。 軽くポンポンとする感じで薄めに付けることで柔らかい印象に。付けすぎると何も映らなくなってしまいます。 Point 3 手や布などで調節する。 付きすぎてしまった時は、指などでポンポンと拭いて自分好みの写り方に調節してみてください。
自然光はなんだかおしゃれに、夜の街並みはライトが幻想的に…まずは自然光で、通常のカメラ、クッションファンデ、リップクリームの3パターンで撮影をしてみました。
リップクリームとクッションファンデを比べてみると、リップクリームの方がぼかしが強く、クッションファンデは柔らかな雰囲気に。
リップクリームの方が液体に近いためか、水の中で撮ったような幻想的な仕上がりになりました。
塗布する量によっても出来上がりが変わってくるので、好みのぼかし加減を調整してみてください。
同じ方法で夜の街を撮影してみたところ、街灯の写り方にハッキリとした違いが!
クッションファンデを使った②は光が線のように伸び、リップクリームを使った③は滑らかな感じでぼかされていて、街灯の明かりが丸く広がるんです。
使うものや撮る角度でも写り方が変わるので、いろいろ試してみるのもいいですね。
車の通りが多い場所や高いところから夜景を撮ると、光がたくさんあるのでさらに幻想的になるかも。
夜に撮るときはフラッシュも使ってみてクッションファンデとリップクリームでも違いが出るのですが、同じものを使ってフラッシュを使うとまた違った印象になります。
クッションファンデだけだとぽわんとした柔らかい写真になり、フラッシュを使うと霧がかかったよう写りに。
少し前にフィルムカメラやフィルムカメラ風に撮れるアプリで、フラッシュをたいてシャボン玉を撮るとかわいく撮れる!と話題になっていましたよね。
今回ご紹介したこの撮り方で同じように、フラッシュでシャボン玉を撮ってもかわいくなりそうです。
iPhoneでは内側のカメラでもフラッシュ機能がありますが、外側のカメラとは違って画面全体が明るくなるので、光の入り方も変わってきます。
クッションファンデを使った②はインスタントカメラの「写ルンです」を使った時のような感じに。ぼかしが強めが好きな方はリップクリームでもかわいいですよ。
お友達と撮るときなどに内カメラにクッションファンデやリップをつけて撮るとフィルターがかかったような写真が手軽に撮れちゃいます。
BeRealなど加工ができないけどかわいく、エモく撮りたい時にもおすすめです!
コスメを使っておしゃれに写真を撮っちゃお持ち運ぶことも多いリップやクッションファンデを使っておしゃれな写真が簡単に撮れちゃうこの方法。
フラッシュを使ったり、塗る量を調節してみると印象が変わってくるので、いろいろ試しながら好きな撮り方を見つけてみてくださいね。
いつもと違う写真が撮りたい時などに、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。