いつも機嫌が悪く、怒っている人とはどのように接するのが正しいのだろう。「20歳前後の頃、いつも怒ってばかりの友人がいました」と語る40代前半の女性（東京都／教育・保育・公務員・農林水産・その他／年収100万円未満）は、絶縁する道を選んだ。そこにいたった経緯を紹介する。（文：林加奈）
「私ならバツイチとはつき合わない」 怒るか否定的なことしか言わない友人
女性によると、携帯電話を紛失し連絡が取れなくなった時期もあったそうだが、数年後に連絡を取って久々に会った という。
「それから数回会いましたが、連絡を取るたび（友人は）怒っていて」と回顧する女性。当時の女性は独身で、夫とはまだ恋人関係だったが、そのときも友人は怒っていたという。
「（友人は夫と）1度も会ったことがないのに、当時夫がバツイチだったので『私ならバツイチとはつき合わない』等、否定的なことしか言いませんでした」
そんな性格の友人だからか、やはり友達は相当少なかったらしい。女性が友人の結婚式の招待状を受け取ったときのこと。鬱だったため出席を断ったが友人は、
「友人がいないのかどうしても来てほしいと……。当時mixiが流行っていて、中学の同級生と何人かつながっていたのですが、友人は『その人たちとは10年以上会ってないし、連絡先もわからないのに、その人たちも結婚式に誘うように説得してほしい』と言われ、さすがに断りました。その後喧嘩になり、疎遠になりました」
人数合わせのために連絡先もわからない同級生を結婚式に招待しようとしていた友人。いつも怒ったり否定的なことを言ったりして他人を遠ざけてきたツケが回ってきたということだろう。
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