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SBK:レミー・ガードナー、2024年もエガーターとともにGRTヤマハから参戦。ヤマハは4名のラインアップが確定

2023年09月08日 21:50  AUTOSPORT web

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SBK:2024年もGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamから参戦するレミー・ガードナー
 9月8日、ヤマハ・モーター・ヨーロッパはレミー・ガードナーを2024年もスーパーバイク世界選手権(SBK)のGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamから参戦させることを発表した。

 ガードナーは25歳のオーストラリア人ライダーで、1987年にWGP500ccクラス王者を獲得したレジェンドライダーであるワイン・ガードナーの息子だ。そんな彼は、2014年にMoto3クラスからロードレース世界選手権デビューを果たした。

 2016年からMoto2クラスに参戦し、2021年には5勝を含む12度の表彰台を獲得して王者に輝いた。そして、2022年はKTMと契約してテック3KTMファクトリー・レーシングからMotoGPクラスに昇格し、ランキング23位で終えている。

 2023年からはSBKに転向し、GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamでヤマハYZF-R1を駆っている。チームメイトのドミニク・エガーターとルーキーコンビで、ともに切磋琢磨する走りを見せ、第8戦チェコ終了時点ではランキング12位につけている。

 そんなガードナーは、2024年シーズンもGYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamからSBKに参戦することが今回発表された。チームメイトは、2024年まで契約を更新した際に所属するチームは未発表となっていたエガータが、引き続き同チームから参戦するという。

 同じくヤマハ勢としては、Pata Yamaha Prometeon WorldSBKも2024年シーズンの体制が決まっている。継続参戦のアンドレア・ロカテッリに、カワサキで6度の王者を飾った経験を持つジョナサン・レイが新たに加わることが発表された。これでヤマハ勢としては、4名のラインアップが決まったことになる。

■アンドレア・ドソーリ(ヤマハ・モーター・ヨーロッパ ロード・レーシング・マネージャー)
「レミーとのパートナーシップを延長し、2024年シーズンに向けてGYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamのライダーラインアップを発表できることをうれしく思う。レミーの才能とポテンシャルを目の当たりにし、SBKデビューシーズンとなった今季は不安定な面もあったが、今シーズンの残りと来シーズンに向けて、ともに目標を達成できると確信している。レミーの加入により、ヤマハは2024年シーズンに向けてエキサイティングな戦いが期待できる」

「Pata Yamaha Prometeon WorldSBKチームとGYTR GRT Yamaha WorldSBKチームの4人のライダーは、それぞれ11の世界選手権でタイトルを獲得しており、ヤマハは非常に強力な布陣で臨むことになる。この並外れたライダーラインアップは、ヤマハにとって大きな責任を伴うものだが、我々はその才能に見合う競争力のあるパッケージを提供することを約束する」

■レミー・ガードナー
「2024年シーズンに向けてヤマハとの契約を更新することを発表できて本当にうれしく思っているよ。来年は僕にとってYZF-R1での2年目になるが、GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamから引き続き参戦できることは、これ以上ない幸せだ」

「さらに1年間経験を積むことで、僕たちのパフォーマンスが良くなることに大きく期待を寄せているよ。僕はすでに家にいるように感じているので、この旅を続けることができてとてもうれしい。この素晴らしい機会を与えてくれたヤマハに心から感謝したいと思っているよ」