人のものを図々しくクレクレする友人とは、距離を置きたくなってしまう。群馬県の50代後半の女性（教育・保育・公務員・農林水産・その他／年収100万円）は、高校時代からの友人の非常識な言動に手を焼いていた。
「彼女が結婚して、ちょっと（関係が）遠くなりましたが、最近『子育て終了。遊ぶ！』と（友人が）言い出し、ときどきお付き合いしてました。（中略）（友人は）私のことを“独身でいつも高い服を着ている人”と認識したようで、ある日食事に行ったとき、（中略）上からの態度で『洋服ちょうだい！』と言われました」
女性は「私は身長165㎝、彼女は152㎝。（サイズが）合うわけがないのに」と戸惑いを隠せない。（文：福岡ちはや）
非常識な友人のために頭を下げる夫に「うちの旦那おかしいよね」
女性は「私の服じゃ大きいよ」と断ったが、それでも友人は諦めない。別の日にも「洋服ちょうだい！」と言われ、「上からなのでスルーしました」と女性。何度もクレクレされて、さぞウンザリしただろう。
女性にとって友人の言動は、ほかにも気になるところだらけだった。
「（友人が）人の振る舞いを見ていて、真似をしていることに気がつき。友達同士集まっても、（中略）洋服のブランドとか流行りのものの話題とか、（友人は）自分がついていけないと斜めに誤解する」
「クレジットカードを5、6枚作って自慢したり。スマホの設定ができなかっただけなのに『○○ちゃん（女性の名前）ができるのに、私ができないなんて』など面と向かって言われるので、一緒にいても落ち着かない」
いろいろなことが積み重なり、やがて女性は友人へ年賀状を送るのをやめ、自分から連絡を取ることもなくなった。今では絶縁状態だ。女性は「この非常識な行動について、彼女の旦那さんは気がついていて」と語り、
「（友人と）コンサートに行ったときに、（旦那さんから）『よろしくお願いします』と深々、頭を下げられました。本人はまったくわかっていません。『うちの旦那おかしいよね』と首をかしげていましたが、何も言えませんでした」
と根拠を綴った。友人の言動が原因で、旦那さんも苦労しているのかもしれない。何はともあれ、むやみに人のものを欲しがる行為だけはやめてほしいものだ。
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