8月31日から9月10日まで、台湾で行われている『第31回WBSCU-18野球ワールドカップ』。
夏の甲子園で、“美白王子”として話題になった慶應高校3年の丸田湊斗くんも日本代表のメンバーとして戦っている。
「日本は1次リーグB組で前回大会優勝国のアメリカなどに勝利し、4勝1敗で2次リーグ進出を決めました。この大会では、日本はこれまで準優勝が4度、3位が2度という成績で、悲願の初優勝を目指しています」(スポーツ紙記者、以下同)
将来有望な若い侍ジャパンが奮闘しているが、海外の選手に、日本人にとって聞き覚えのある名前があった。
メキシコ代表のイチロー
「メキシコ代表に“イチロー”という名前の選手がいるんです。WBSCのホームページによると、右投げ両打ちで、外野手だった日本人のイチローとは違い、内野手のようです。今大会では日本との対戦はありませんが、‘17年に行われた12歳以下の大会でもメキシコ代表に選ばれており、その際は1次リーグと3位決定戦でいずれも日本に勝っています」
日系人ではない、という情報もあるが、どうしてイチローという名前になったのか。
メキシコのイチローくんが生まれたのは‘05年。その前年にはシアトル・マリナーズのイチローがメジャーのシーズン最多安打記録を更新するなど、大活躍をしていた。
「イチローくんの父親に日本人の友人がいて、その人が“イチロー”とつけてくれたようです。ただ、日本人のイチローさんもメジャーリーグでかなり活躍していたので、メキシコのイチローくんの親御さんにも耳には入っていたかと思います」
イチローくんのフルネームは“イチロー・カノ・ヘルナンデス”。実は“イチロー”以外も野球に縁のある名前だった。
「ヤンキースやマリナーズで活躍したロビンソン・カノという内野手がいました。また、マリナーズ一筋で、完全試合も達成したフェリックス・ヘルナンデスという投手も。2人ともイチローさんとマリナーズで一緒にプレーしていました。偶然にも3人のメジャーリーガーが合わさった名前ということもあり、野球ファンの間で話題になっていました」
ネット上では
《その3人は贅沢すぎる》
《マリナーズ欲張りセット》
《名前がオールスター》
などと盛り上がっていた。
いつかWBCで日本代表の前に“イチロー”が立ちはだかる日がくるかもしれない。