自己中な行動や思いやりのない発言を繰り返す友人からは、そっとフェードアウトしたくなるもの。東京都の50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、30歳の頃に絶縁した、中学時代の同級生とのエピソードを語る。
「(友人は)美人なのですが、中学時代から少し自己中心的な部分があり、就職してからは人間関係がうまくいかず、仕事を辞めてしまったので、当時専業主婦で家にいたお母さんともギクシャクしてしまったようでした。そんななか、社会人3年目で結婚した私の新居が彼女の家にも近く、ときどき会って不満や不安を聞いたりしていました」
このときまで2人の友情は問題なく続いていたが、あるできごとをきっかけに関係に亀裂が入り始めてしまう。(文:福岡ちはや)
「親切に接してきた私がバカだったと思いました」
友人は母親と折り合いがつかないまま、当時付き合っていた相手と早々に結婚。女性も友人も、同じ年に子どもを授かった。その2年後、女性が夫の転勤で浦安に引っ越すと、友人から「ディズニーランドに行きたい」とメールが届いたので、女性は親切心からチケットを取ってあげたのだが……。
「(友人が)直前になって急に『やっぱりやめる』とメールで連絡してきたので、(私は)そんなに間近にキャンセルするならせめて電話するべきだろうと思い、とても腹が立って。それ以来こちらから連絡するのはやめました」
チケットを取るのもキャンセルするのも、何かと手間がかかる。それを気まぐれにメール1本で振り回されては、腹が立つのは当然だ。ほかにも、女性が友人に対して怒っていることはいろいろとある。
「私が子どもは3人欲しいが、長子が生まれた翌年から3年連続で流産したことを(友人は)知ってるのに、『私はもう子どもはいらないな』とか、10年後くらいに中学校のクラス会で運悪く再会してしまったときに『まだ(3人目を)諦めてないんだ』とか。(友人は)人の気持ちを考えない発言をするので、親切に接してきた私がバカだったと思いました」
友人と絶縁し、20年が経った今でも「もう彼女には二度と会いたくないし、会う機会もないと思います」と女性は言う。友人が母親や職場の人とうまく関係を築けなかった理由が、なんとなく察せられる話だ。
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