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“ドラキュラ”モデルのヴラド3世、肉を食べない生活だった可能性

2023年09月07日 04:30  ナリナリドットコム

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ドラキュラ公がベジタリアンだった可能性があるという。アイルランドの小説家ブラム・ストーカーの著作「ドラキュラ」は、実在した、ワラキア公国(ルーマニア)の軍事独裁者ヴラド3世、通称ドラキュラ公をモデルに書かれたものとして知られているが、本人はミートフリーの食生活を送っていた可能性が高いことがわかった。

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15世紀の君主で、敵に木の杭を打ち込むことから“串刺し公”の異名を持っていたヴラド3世。今回、イタリアのカターニア大学の研究チームが、ヴラド3世の手紙の表面に付着したタンパク質を抽出したところ、肉の痕跡が見つからない結果となった。

同研究を指導したグレブ・ジルベルシュテイン氏はこう話す。

「手紙から取った食品たんぱく質は、プラントベースフードのみでした。ヴァンパイアの原型はヴィーガンだったのかもしれません」

一方で、ドラキュラ公が肉食をしなかったにせよ、それが本人の選択だったとは考えにくいと専門家らは指摘している。

「15世紀のヨーロッパは非常に寒い気候でした。食べ物もほとんどなかったのです。貴族の食生活は貧弱で、肉も頻繁に食べることはできなかったのです」


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20230982180.html