9月3日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』の決勝レースが行われ、ST-XクラスのDENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)がポール・トゥ・ウインで総合優勝を飾り、レクサスRC F GT3がスーパー耐久初優勝を果たした。
その後も大きなアクシデントなくレースは進み、総合首位をいく31号車の小高は、2番手との約50秒差をキープしたまま5時間レースを走り切り、147周を走破してDENSO LEXUS RC F GT3のスーパー耐久初優勝となるトップチェッカーを受けた。48.341秒差の2位には序盤から好走を披露した23号車、3位には81号車DAISHIN GT-R GT3が続いている。
ST-Zクラスは、スタートから22号車がトップをキープしていたが、ピット完了後に首位浮上を果たした885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOが52号車埼玉トヨペット GB GR Supra GT4との争いを制して2連勝を飾った。52号車は最終的に0.710秒差の2位、3位は26号車raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4となった。
開発車両が参加するST-Qクラスは、序盤から230号車ニッサンZレーシングコンセプトが速さをみせ、途中ボンネットが浮き上がってしまうアクシデントこそあったものの、クラストップとなる総合8位で完走。2位には注目のDATを搭載する32号車ORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptが続き、初戦ながらST-2クラスに割って入る活躍をみせた。
クラス3位にはORC ROOKIE GR86 CNF concept、4位にはMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptが続いた。Team SDA Engineering BRZ CNF Concept、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept、CIVIC TYPE R CNF-Rの3台はトラブルへの対応を行う場面もあったが、各車チェッカーフラッグを受けている。