9月2日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦スーパーバイクレース in 九州のJSB1000クラス レース1が大分県のオートポリスで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)となっている。
しかし、幸いにも雨脚が強まることなく、そのままレースがスタート。好スタートを切ってレースをリードしたのはポールシッターの岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)だった。中須賀がピタリと背後につけ、ヤマハファクトリー2台がワン・ツー走行に。オープニングラップから後続を引き離しにかかる。
後方では水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、岩田悟(Team ATJ)、清成龍一(TOHO Racing)と続く。オープニングラップを終えた状態でヤマハファクトリーの2台は、すでに後方に3秒半のアドバンテージを築いていく。表彰台争いからは津田と水野が抜け出す展開となった。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝) 「テストからレースウイークをとおしても岡本選手と同じくらいのアベレージタイムだったので、始まる前から熱いバトル、熱い展開になるだろうなと覚悟はしていました。同じバイクなのに不思議と遅いところ、速いところが違うので難しかったです。でも最後までいいバトルができてよかったです」
■岡本裕生/YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2(レース1:2位) 「結果は2位でしたが、毎周全力でクリーンな戦いができて楽しかったです。見ている人にもおもしろかったって言ってもらえるレースができたんじゃないかなって思います。前戦は不完全燃焼で悔しかったけれど、今回は悔いの残らないレースができました」
■津田拓也/AutoRace Ube Racing Team(レース1:3位) 「テストからヤマハ2台の調子がよくて、予選でも2台が飛び抜けていました。だから今日のレース展開は、僕らJSB全員がヤマハファクトリー対自分たちその他って感じでした。ヤマハ2台以外の中ではトップになれたからよかったですが……2台からは大きく離れてしまいました。明日は少しでも2台に近づけるように全力で取り組んでいきたいです」