家を購入した後に、想像していなかった日々が待ち受けていることもある。大阪府の50代後半の男性(既婚/金融・保険系/正社員/年収1300万円)は
「5年前早めの終活をと思い戸建てを売って駅近に中古マンションを購入。引っ越した当日には後悔することに」
と振り返る。一体何があったのだろうか。(文:谷城ヤエ)
内見に行ったのが土日の昼で「あんなに足音や物音が響くとは想像も出来なかった」
「夜中に鉄の塊でも床に落とすような音や家具を引きずるような音、歩き回る音で一睡も出来ず。朝の5時には別の足音も聞こえてきて10時頃やっと静かになったものの夕方にはまた絶え間なく聞こえる足音」
集合住宅では生活リズムが違う場合なおさら配慮が必要だが「夜中も足音が途絶えること」はなかったそうで、男性は相当ストレスを感じていたようだ。
「すっかりノイローゼ気味になり吐き気が止まらなくなり電車に乗ったり人混みに出かけたりできなくなり」
結局、男性は4年後にマンションを売却した。
「内見に行ったのが土日の昼だったので上階の住人は常に留守で、あんなに足音や物音が響くとは想像も出来なかったです」
と後悔を綴った。家を購入する前に下調べする人は多いと思うが、住人の生活リズム、ましてや夜中や早朝の騒音は調べようがない。結局、男性のように売却するしかないのだろう。
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