2023年FIA F3最終戦となる第10戦モンツァを直前に控えた8月31日、FIA F3ランキング3位につけるジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング)がレッドブル・ジュニア・チームに加入したことが明らかにされた。
スペイン出身、現在18歳のマルティはレーシングカート時代にはフェルナンド・アロンソ率いるチームで活動。2021年に四輪レースにステップアップすると、同年のスペインFIA F4でランキング2位、2022年はフォーミュラ・リージョナル・アジアで2位、そして同年よりFIA F3に地元チームであるカンポスより参戦。
2023年シーズンは第9戦スパ・フランコルシャン終了時点で3勝を飾り、ドライバーズランキング3位につけている。なお、マルティは2022年よりアロンソのマネジメントも手がけるドライバーマネジメント会社『A14マネジメント』と契約している。
マルティは「F1チームの一員になるという、子供のころからの夢がかなった」とコメント。
「レッドブルはここ数年F1をリードしてきたし、今も王者として君臨している。多くのチャンピオンや若手ドライバーを輩出し、長い間F1に多大な貢献をしてきたチームだ」
「このチームの一員になれることは、僕にとって信じられないことだ。この関係が長く続くことを願っている。これまで大変な時期もあったし、良い時期もあった。(レッドブル育成加入は)誇りに思うし、本当に感謝しているよ」
なお、レッドブルは今季のFIA F3にファン・パブロ・モントーヤの息子、セバスチャン・モントーヤ(ハイテック・パルスエイト)をエントリーしているが、モントーヤは第9戦スパ終了時点でランキング15位となっている。