電車での寝過ごしは時に、忘れられない思い出になることがあるようだ。埼玉県に住む20代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収400万円)は、
「15年前で、高校生の頃です」
と切り出し、学生の頃にやらかした寝過ごしを回顧する。(文:國伊レン)
慌てて友人にメールし「帰り道は一睡もできませんでした……」
男性は当初、唐木田駅から小田急線の急行我孫子行きに乗り、下北沢駅で井の頭線に乗り換えて高校に向かう予定だったが、
「その日はぐっすり寝てしまい、終点の我孫子駅まで行ってしまいました」
男性は途中で一度、電車が川を渡っているときに目を覚ましたそうだが、
「多摩川だからまだ眠れる」
と思い、再び眠ってしまったそう。「今思えば多摩川じゃなくて荒川だったのかもしれません」と当時を振り返る。
「我孫子駅に着いた時間は8時30分。授業の始まる時間です。慌てて友人にメールをし、反対側の列車に乗って来た道を戻り、下北沢駅まで戻りました」
「帰り道は車掌に折り返し乗車がバレるのではないかと思ったら、一睡もできませんでした……」
やっとの思いで学校に着いたのは10時30分。3時間目が始まる前だったという。
「それまで無遅刻無欠席だったのにその1回で皆勤賞は取れませんでした」
悔しさを滲ませながらも、男性は
「今となっては寝過ごしのいい思い出です」
と、当時を懐かしむ。
寝過ごした時には地獄を味わうこともある。しかし、時が経てばこの男性のように案外「いい思い出」になるものかもしれない。
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