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10月オープン池袋新施設、名称は「アニメ東京ステーション」 アニメの世界への出発点に

2023年08月31日 13:28  コミックナタリー

コミックナタリー

左から冨永みーな、小池百合子東京都知事、山寺宏一。
東京・池袋に10月31日、新たなアニメの展示施設がオープンする。そのプレオープンセレモニーが本日8月31日に行われ、施設の名称が「アニメ東京ステーション(Anime Tokyo Station)」、略称「アニメ東京(Anime Tokyo)」であると明らかになった。

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同施設はアニメに関する展示やイベントを通して、アニメ文化・産業の認知と振興を図るとともに、アーカイブ素材の保管整備などを推進するために開設されるもの。3フロアで構成され、1階はモニュメントが来訪者を出迎えるコミュニティフロア、2階はデジタル技術を活用したアニメの展示企画と関連グッズ販売、そして地下1階は東京都が保管するセル画など、アニメーションの中間成果物を収蔵・展示する場となる。またワークショップや調査研究のスペースも設けられる。施設名には、世界中から人が集まり、過去の名作や最新作に出会う、アニメの世界への出発点になればという思いが込められている。

セレモニーには、石川和子日本動画協会理事長、小池百合子東京都知事、高際みゆき豊島区区長が登壇。山寺宏一、冨永みーながMCを務め、抽選で招待された一般客も集まった。東京都と協定を結び施設の運営を行う日本動画協会の石川理事長は、「業界にとってグローバル時代の幕開けになろうかと思っています。10月に向けて全力で盛り上げて参りたい」と10月の開業に向け意気込みを述べた。小池都知事は「アニメは東京、日本が誇るキラーコンテンツ。それを活かし、守りながら育てていく。みんなが集って想像力を育む場にしていきたい」と話し、高際区長はトキワ荘をはじめとする池袋のアニメ・マンガ関連施設に触れながら「素晴らしい拠点が仲間に加わっていただけることをうれしく思っています。皆で連携し、豊島区のあちこちを回っていただけるように盛り上げていきたい」と語った。

セレモニーには200万人超のチャンネル登録者数を誇るピアニスト・Animenzも参加。「すずめの戸締まり」メドレーや、王道から最新のアニメソングまで、幅広いメドレーを生演奏し式を彩った。また山寺と冨永のミニトークショーも行われ、長年携わるアニメに対する思いを語り合いながら、「我々声優界も、アニメ東京ステーションに深く関わって盛り上げていければ」と新施設への期待を述べた。

■ アニメ東京ステーション(AnimeTokyoStation)概要
開設日:2023年10月31日(火)
所在地:東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館(1~2F、B1F)