大人になってから友人をつくることは簡単なことではない。その分、子どもの頃から仲の良い友人の存在はある意味貴重だ。しかしそんな幼馴染でもある日突然絶縁してしまうこともあるという。(文:林加奈)
大阪府の30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)には、小学校から家族ぐるみの付き合いがある友人がいた。「大人になってからはなかなか会えませんでしたが、結婚式にも行ったし、ずっと友達だと思っていました」と振り返る。
しかし、ある日友人からかかってきた1本の電話がきっかけで絶縁することになった。
「会葬御礼として配られるグッズをもらってきてくれないか?」
友人は電話で、女性にこのような話をしたという。
「その友人のお母さんが青春時代から追いかけて大好きだった芸能人の方が亡くなったので、そのお葬式に代わりに行ってほしい、もしくは私(女性)の知り合いで行ける人はいないか?参列してくれたファンにだけ会葬御礼として配られるグッズをもらってきてくれないか?と言われ、ドン引きして縁を切りました。葬式やぞ!故人を悼む気持ちなさすぎるやろ!」
と怒り心頭の女性。友人の母の青春時代ということは、相当長い年月にわたり応援していたことになる。
グッズが欲しい気持ちもわからなくはないが、友人にそれを依頼するのは違和感を覚える。せっかく行くなら都合をつけて友人の母本人が葬儀に参列し、グッズをもらい、故人を見送ったらいいのではないだろうか。
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