いくら友人の頼みでも、協力できることと出来ない事はある。「入社の便宜を図る」といったこともその一つだろう。
埼玉県に住む60代女性(事務・管理/年収800万円)は、友人の転職がきっかけで絶縁するに至ってしまったという。いったい何があったのか。(文:真鍋リイサ)
「私が勤めていた会社に転職したいと」頼まれたが
あるとき友人から、「当時、私が勤めていた会社に転職したいと申し入れがあった」という。女性は人事のような役職ではなく、採用を決めるような権限は持っていなかった。そのため、
「応募したいのなら正規のルートを通じて応募するように、応募があってから私の知人だということは人事に一報を入れるが、その後の対応に私は関与できない旨を伝えました」
と相応の対応をした。採用は会社の判断で決まることで、女性としては知人であることを示すくらいしか出来なかったからだ。しかし、友人は女性の説明に満足がいかなかったようだ。
「私たちの仲なのになぜ便宜を図ってくれないのか」
と非難めいた言葉を繰り返し言われた。その友人がよほど優秀な人材なら「推薦」くらいはできたかもしれないが、そこまでではなかったことが察せられる。結局
「ある時期に、私から連絡するとむげに電話を切られそれっきりになりました」
と向こうから絶縁された形となった。友人は女性にどんな「便宜」を期待していたのだろうか。
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