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安定志向が浮き彫りに?東大生と京大生に人気の企業ランキング 1位は「アクセンチュア」、2位「森ビル」

2023年08月29日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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2025年卒予定の東京大学と京都大学、同大学院の学生に、就活で人気の企業が発表された。業種に着目すると上位10社のうち5社をコンサルが占めており、コンサル人気が続いているようだ。デベロッパー、インフラ、金融などの業界も人気で、高い大手企業も多くランクイン。学生たちの安定志向が浮き彫りになった。

「アクセンチュア」や「アビームコンサルティング」などの総合コンサルが人気

就活生7万人と採用企業のAIによる高精度マッチングが可能な「内定くんAIマッチング」を運営する内定くん(東京都港区)は、「東大生・京大生を対象にした就職活動人気ランキング」を8月25日に発表した。

調査は2023年3月から8月までに東京大学・京都大学、または同大学院に所属する2025年卒予定の内定くん利用学生418人を対象に行われ、「内定くんAI」のES添削機能などの企業ごとの利用回数を元にランキングを作成した。

1位は「アクセンチュア」(コンサル)、2位は「森ビル」(デベロッパー)、3位「JR東海」(インフラ)だった。上位10位のうち半数がコンサルという結果になり、

「終身雇用への信頼が揺らぐ中、若いうちからスキルを身に着け、幅広いキャリアパスを描けるコンサル人気は続きそう」

と内定くんは指摘する。また、マッキンゼーやBCGなどの戦略コンサルよりも、「アクセンチュア」や「アビームコンサルティング」などの総合コンサルの人気が高い傾向が見られた。

4位以下は「アビームコンサルティング」(コンサル)、「野村総合研究所」(コンサル)、「デロイトトーマツコンサルティング」(コンサル)、「三井不動産」(デベロッパー)、「KPMGコンサルティング」(コンサル)、「三菱UFJ銀行」(金融)、「三菱地所」(デベロッパー)と続く。10位のうち半数がコンサルだが、デベロッパー、インフラ、金融も根強い人気が窺える結果となった。