Text by 黒田隆憲
Text by 吉田真也
Text by タケシタトモヒロ
今年で音楽活動25周年を迎えるミュージシャンの奇妙礼太郎。2023年6月に、自身の名前を冠したソロとして通算4枚目のフルアルバム『奇妙礼太郎』をリリースした。なかでも収録曲の“散る 散る 満ちる feat. 菅田将暉”(以下、“散る 散る 満ちる”)は、菅田とのコラボで話題を呼んだだけでなく、奇妙と交流のあった俳優・杉咲花がミュージックビデオ(以下、MV)に出演したことでも注目を浴びた。
このMVの監督を務めたのは、奇妙と菅田のMVを数多く手がけてきた映像監督の林響太朗。今回も楽曲の持つシンプルかつミニマルなサウンドスケープを見事に映像化してみせた。奇妙にとって自身のアニバーサリーを飾る重要な楽曲&MVにおいて、林響太朗、菅田将暉、杉咲花を共作の相手に選んだ決め手はなんだったのだろうか。
今回、奇妙礼太郎と林響太朗を招き、“散る 散る 満ちる”MVの制作秘話や菅田と杉咲の印象をはじめ、一緒に仕事をしたいと感じる人の特徴など、じっくりと語り合ってもらった。人とのつながり方や価値観が変容してきている現代において、あらためて二人が「誰かと何かをつくるうえで大事にしていること」とは?
左から:奇妙礼太郎、林響太朗
奇妙礼太郎(きみょう れいたろう)
大阪府出身。1998年より音楽活動を開始。音楽活動25周年を迎えた今年6月、記念アルバム『奇妙礼太郎』をリリース。菅田将暉、塩塚モエカ(羊文学)、ヒコロヒーとのコラボ楽曲などを収録。今年9月17日には日比谷野外音楽堂でのワンマンライブを開催する。
林響太朗(はやし きょうたろう)
1989年、東京都生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科 情報デザインコース卒業後、DRAWING AND MANUALに参加。多摩美術大学 情報デザイン学科デザインコース 非常勤講師。映像作家、写真家として独自の色彩感覚で光を切り取る映像を生み出す。星野源、Mr.Children、BUMP OF CHICKEN、あいみょん、スピッツ、米津玄師、Ryu MatsuyamaなどのMVを監督。また資生堂、ソニー、トヨタ、adidas、ISSEY MIYAKEなどのブランドフィルムも数多く手がける。
―お二人は普段から交流があるのでしょうか?
奇妙:もちろん現場で仕事上の会話をすることはありますが、こうやって面と向かってじっくり話すのは珍しいかも。MVの制作現場は毎回バタバタしてますから。
林:そうですよね。だから、奇妙さんと対談するって聞いた日から、じつはけっこう緊張していました(笑)。
―これまでも奇妙さんのMVを林さんがいくつか手がけられているので、意外です。もともと奇妙さんは、林さんの映像作品に関して、どんなところに魅力を感じていたのでしょうか?
奇妙:本人を目の前にすると照れますね(笑)。たとえば、テレビとかを観ていて「この映像、なんか好きだな」と思うと林さんが手がけていた、みたいなことが何度かあったんです。
林:うわぁ、嬉しい。光栄です。
奇妙:あと、僕、NHK連続テレビ小説の『おかえりモネ』が大好きなのですが、そのオープニング映像も林さんが担当されていて。「いいな」と思った次の瞬間にはすでにその映像のなかにいるような感覚というか。そういう没入感を、どの作品からも感じるんですよね。
―林さんは、奇妙さんに対してどんな印象を持っていますか?
林:じつは直接お会いする前、2014年にTHE BED ROOM TAPE(※)の “くじら feat. 奇妙礼太郎”という曲のMVをつくらせてもらったことがあるんです。そのときに「すごく心地のいい歌を歌う方だな」と思いました。
そのMVは僕にとって大事な作品で、奇妙さんのこともずっと気になっていたんですよね。それから数年を経て、奇妙さんの楽曲“アスファルト”(2021年)のMV制作でようやくお会いすることができました。
奇妙:“アスファルト”の撮影は、たしか4月のはじまり頃でしたよね?
林:そうでした。夜中がめちゃめちゃ寒かった(笑)。夜から撮影がスタートして、朝に終了するという。口で言うのは簡単なんですけど、体がなかなかついてこなかったですね。
奇妙:カメラが回っていない間は、急いでダウンのベンチコートを羽織って、寒さを凌いでいたのを覚えています(笑)。
林:次にお会いしたのは、2022年に奇妙さんがリリースされた“かすみ草“と“たまらない予感”の2本を同日にMV制作したときでした。“かすみ草”はやることをカチッと決めて、なるべく1回で撮影して「はい、次」という感じで進めていったのですが、“たまらない予感”はあまり決めずに撮ったので、夕陽が落ちるギリギリまで何度も同じことを繰り返してもらいました。どちらもフィルムのような質感ですが、富士フイルムのデジタルカメラで撮影しています。
―そして今回の“散る 散る 満ちる”のMV制作につながるわけですね。まずは、この楽曲についてのお話をうかがいたいです。この曲は、奇妙さんの音楽活動25周年を記念してつくられた最新アルバム『奇妙礼太郎』に収録されていますが、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
奇妙:まず、事務所社長やマネージャーから「せっかくのアニバーサリーなので、これまでご縁のあった方たちとコラボをするのはどうですか?」と提案があり、それもいいなと思って菅田さん、羊文学の塩塚モエカさん、ヒコロヒーさんにオファーさせていただきました。みなさんのOKをもらってから「それぞれどういう曲にしようかな」という感じでちょっとずつ進めていきましたね。
―今回コラボした共演者がまず決まってから、曲をつくり始めたわけですね。
奇妙:はい。「あてがき」というほどきっちりはしていないですけど、なんとなくコラボの相手を意識しながらつくり始めました。
菅田さんをフィーチャーした“散る 散る 満ちる”に関しては、ちょうどつくっている頃にRoland社のSP-404MKIIというコンパクトなサンプラーを手に入れて。まだ全然使いこなせていないのですが、プリセットの音源をいろいろ鳴らしながらそこに歌を乗せていく、ということをやっていたら、そのなかから「いいんじゃないかな」と思うメロディが生まれてきたんです。
歌詞も、「こういう景色を見せたい」「こういうことが言いたい」みたいなテーマがあったというよりは、SP-404MKIIを鳴らしながらメロディと一緒に自然と出てきた言葉を、そのまま生かす方向で考えました。特に出だしの <果てなき恋に落ちているってもう>というラインなどは、そんな感じで生まれましたね。
―「これまで縁があった方」という基準で菅田将暉さんにオファーしたとのことですが、もともとどんなきっかけで親交が始まったのでしょうか。
奇妙:たしか6年くらい前だったと思うんですけど、菅田さんが出ているテレビの番組に呼んでいただいたのがきっかけでした。そこからライブを見にきてくれたり、ラジオに呼んでくれたり。まさか菅田さんが僕に興味を持ってくれているなんて思っていなかったので、最初はびっくりしましたけど(笑)。
―奇妙さんから見た菅田さんの印象は?
奇妙:こんな人に誰が太刀打ちできるんだ?って感じるくらい「無敵」な感じがしますね(笑)。有名な方ですし、菅田さんに関して僕だけが知っているようなエピソードはあまりないですが、とにかくまぶしい人だなと思います。
林:無敵な感じ、ありますよね。会う前からそれを感じていたけど、会うとなおさらそう思います。
奇妙:それでいて気遣いもできる人。相手のことをよく見ているし、人に何かして欲しそうでも全然なくて。そういうところも含めてかっこいいですよね。
―林さんは、菅田さんの“まちがいさがし”(2019年)や“ラストシーン”(2021年)のMVも手がけていますよね。
林:はい。奇妙さんもそうですが、菅田さんもMVの企画書を見せるといつもめちゃくちゃ喜んでくれるんですよ。それが嬉しくて。ちゃんと話をしながら、いい方向へ一緒に考えてくれる人たちだなと思います。
奇妙:林くんから企画書が送られてくると、僕だけじゃなく事務所の社長もマネージャーも一緒にキャーキャー言って喜んでます(笑)。
林:ありがたいです(笑)。ちなみに“ラストシーン”は、「これまで見たことがないような映像にしたい」というリクエストが菅田さんからまずあって。「青焼き」みたいな感じの映像に仕上げられたらと思い、試行錯誤していくなかでああいう仕上がりになりました。
―“散る 散る 満ちる”のMVはどんな企画書だったのですか?
林:企画の段階では、「快晴」を前提に進めていました。完成したMVは雨の街中が舞台ですが(笑)。
奇妙:この撮影日だけ雨になっちゃったんですよね。その前後2週間はずっと晴れが続いていたのに。
林:直前まで「いや、降らないでしょ」と言い続けていたのですが、撮影2日前になり、これはもうどう転んでも雨になりそうだぞ、と。それで急遽、前日に企画書を書き換えました。
―そうだったんですね。ちなみに、晴れていたらどんな撮影をする予定だったのですか?
林:花畑でふわーとやわらかな光が広がる感じというか。完成した映像とはまったく違うイメージでした(笑)。
―スローモーションで映像が流れていくMVですが、その構想はもとからあったのでしょうか?
林:はい。スローモーションに関しては、この曲を聴いたときから「ああ、ゆったりとして気持ちいいな」と感じていたので、その感覚を表現するためにイメージしていました。
そこから雨の影響で、花畑から街中の歩道へとロケーションが変わって。「奥行きの感じられる場所で撮影したい」と思って当日ロケハンをしていたら、人との待ち合わせに使われそうなスペースと、人と人とが行き交う交差点が隣接する場所がたまたま見つかったんです。
その段階で全体のイメージが浮かびましたね。スローモーションで撮影すると、街灯がゆらゆらと点滅するんですよ。それが画面に映り込むと綺麗だろうなと。
―ビニール傘を通した街並みも、いい具合にフィルターがかかって美しくしていますよね。
林:そうなんです。しかもビニール傘がないと、奥にいる人がくっきり映り込んでしまっていたと思うので、ちょうどぼかしてくれていてよかったなと。まあ、そこは計算のうちということにしておきましょうか(笑)。
―スローモーションだから、実際の撮影時間はきっと一瞬なのでしょうね。
林:横断歩道を渡りきるくらいの時間だから1分もないですね。杉咲花さんに横断歩道を渡っていただき、戻ったら確認して……みたいなことを、何度か繰り返してもらいました。
―杉咲さんも、もともと奇妙さんと縁があって今回ご出演されたそうですね。奇妙さんは、杉咲さんに対してどんな印象をお持ちだったんですか?
奇妙:それまでに2回くらいお会いしたことがあって。何ていうのかな、明るさがずっとわーっと出ていて(笑)。ネガティブなものが彼女に向かって飛んできても、絶対に入り込めないようになっている感じがして「すごいなぁ」と思っていました。だからもう、好きにしかなれないですよね。
林:わかります。好きになっちゃう気持ち。
奇妙:あんな人、なかなかいない。無敵です。
林:菅田さんも、杉咲さんも無敵(笑)。
奇妙:あと、歌詞のなかに<花咲く恋に>というフレーズが最後のほうで出てくるんですけど、それは本当に偶然なのですが、杉咲さんのお名前とリンクしていて嬉しくなりました。
―MVも杉咲さんの表情と楽曲がリンクしていて素敵でした。表情なども、林さんがディレクションしているのですか?
林:前半は少し物憂げな表情でたたずむ杉咲さんが、この曲を聴きながら歩き出したその数秒で気持ちが切り替わる、みたいな感じで一度ディレクションさせてもらいました。でも、僕が求めている表情の変化が、このスローのなかだと起伏をつくるには短かすぎたんですよね(笑)。
杉咲さんも、一度トライしてみて「難しいですねえ」とおっしゃっていましたが、こちらの思いもしっかり汲み取ってくださり、いい感じで動きをつくってくださいました。
―曲が進むに連れて、徐々に上を向いて歩いていく杉咲さんの様子がナチュラルに曲調とマッチしていくのも印象的です。
林:本当にちょっとした微差を絶妙に演じてくださったなと思っています。あと、映像を観ていただくとわかりますが、杉咲さんのまばたきの仕方がスローモーションでも綺麗なのはびっくりしました。
普通、半目の状態になってしまう時間が続くと思うんですけど、杉咲さんのまばたきはどこで切り取っても素敵なんです。無意識なのかもしれないけど、おそらく意識的にまばたきのスピードをコントロールしている気がしますね。
奇妙:それはすごい!
林:すごいですよね。奇妙さんや菅田さんもですが、そういう微細なところでのこだわりや気配りを感じると、その誠意にこちらも本気で応えようと背筋が伸びますね。
― “散る 散る 満ちる”は奇妙さんのアニバーサリーのタイミングでの重要な楽曲ですし、これまでもMV制作を何度も林さんに依頼されているのを見ると、特別な信頼関係を感じます。奇妙さんが林さんにMV制作をお願いしたいと思う、一番の理由はなんですか?
奇妙:僕だけでなく、林さんへのオファーが絶えないのは、滞りなく作業が進み、最終的に素晴らしいものに仕上げてくれるのがわかっているからだと思います。でもそれって、よくよく考えてみればすごいことじゃないですか。現場のムードもいつも良すぎるくらい良いですし。それが当たり前のようになっているのも含め、自分自身もそうありたいなと思わせてくれる人ですね。
林:そう言っていただき、ありがたいです。何だか照れくさいですね(笑)。
─林さんは、現場のムードづくりをいつも意識されていると以前のインタビューでもおっしゃっていましたよね(※)。
林:そうですね。ギスギスした現場だとギスギスした作品になってしまうし。おいしい料理をつくる人って、おいしそうな顔をしているじゃないですか。
奇妙:わかる。「この人のご飯、食べたいな」と思わせてくれるというか。
林:そうそう。そういうことなのかなって、特に最近は思います。もちろん、見えないところでの努力も当然あると思うんですけど、つねに楽しそうにしていることは大事なポイントかなと。それは奇妙さん、菅田さん、杉咲さんからも感じることですね。
―その根底には「周りを喜ばせたい」という気持ちがあったりするのでしょうか?
林:うーん、最近までずっとそう思っていたんですけど、「喜ばせたい」というより勝手に自分が喜んでいるだけなんだなと気づきました(笑)。相手が喜んでいるかどうかは、こちらで決めたりコントロールしたりすることではないじゃないですか。
まずは純粋に自分自身が楽しんで、それが現場で伝染していったらいいなと思っています。ちなみに、いま同じチームで動いている熊谷寿将くん、柏原柚葉さんも、何をやるにしても一緒になって楽しんでくれるところが一番信頼のおけるポイントかもしれないですね。
―同じチームメンバーにも、「まずは自分が楽しむ」というマインドがあるのは心強いですね。
林:そうですね。いまのチームで動いていると、それを感じます。とにかく作品に関わるメンバー全員が楽しめているときは、グルーヴがうまく回っている証拠。そういうときこそ、いいものができているんじゃないかなと。
僕なんかはもう、一人じゃ何もできないと思っていますから。もちろん、一人でやらなきゃいけないことも多々ありますが、結局は誰かに次の作業を渡すために「ここは自分がやらなきゃ」という局面があって。だから、楽しそうな人と一緒に仕事するほうがいいじゃないですか。
奇妙:たしかに。僕も、自分ができることって結局は「出だし」ですし、楽しむスタンスは大事だと思っています。自分がやっているところなんて、プロジェクト全体でいうとほんの1割くらいで、ほとんどの部分は自分以外の人が動いてくれないとできないですから。
―楽しむことが大事といえども、奇妙さんは今年音楽活動25周年で、これまでのキャリアのなかでいろんなことがあったと思います。「こういう時期を乗り越えたからこそ、いまがある」みたいに思うエピソードはありますか?
奇妙:どうだろう。苦労した時期とか、よくなかった時期みたいなものが、振り返ってみるとないんですよ。たとえそのとき「しんどいな」と思っていたとしても、振り返ってみると勝手にそう思い込んでいるだけであって。客観的には、「全然楽しくやってきたじゃないですか、あなたは」って思う(笑)。
林:わかります。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」じゃないですけど、なんか不思議ですよね。直前まであんなに億劫になった現場だったとしても、終わってみたら「なんだ、最高だったじゃん」みたいに毎回思えます(笑)。
奇妙:ライブとかもそうですよ。どんな状況でも、もうステージに出たら「やるしかない」っていう(笑)。と言っても、実際そこまでちゃんと考えているわけじゃなくて、ふらっと現場へ行って、パーッと演奏して帰ってくるだけなんですけど(笑)。根底には「やりきろう」という意識があるんだと思います。
林:ベストさえ尽くせればいいですよね。たとえ、途中で「うわ、これは失敗だわ」と思ったことがあっても、そこから何ができるかを考えるのが大事であって。いまある手持ちのカードで、ベストを尽くすというか。
─そういうマインドだからこそ、“散る 散る 満ちる”の撮影でたとえ雨になったとしても、その条件下で楽しめたわけですよね。
林:そうかもしれません。極力柔軟でいようと思うか、断固としてブレないでいようとするか。もし自分が後者で、「晴れじゃなきゃ」というスタンスだったら、今回の映像は生まれなかったと思うので。
あと、現場がポジティブだと、思ってもみなかったアイデアを共有できることも多い。そういう意味でも、周りに助けられていますね。
―奇妙さんも、ソロアーティストでありつつ、ほかのアーティストとのコラボやサポートメンバーと演奏される機会も多いので、やはり周りからいい影響を受けることも少なくないですか?
奇妙:やっぱり誰かと一緒に演奏すると、びっくりする瞬間もあって、それが楽しいですね。
楽しくなってくると時間の感覚や自分と他人の境界線もなくなっていく感じがして……そういう演奏が生まれたときは、終わった瞬間に顔を見合わせるんです。「いま、すごくなかった?」みたいな。相手もちゃんとわかっていて。ほかにも音楽をやっている理由っていろいろあるんですけど、そうした言葉にならない時間は「特別だ」と思いますね。
―25周年を経て、これからやってみたいことはありますか?
奇妙:どうしよう……。TikTokでバズったりしようかな(笑)。
林:踊る奇妙さん、見てみたいです(笑)。
奇妙:それは冗談として(笑)、アルバムを出してラジオ局を回ったり、こうやってインタビューを受けたりミュージックビデオを撮影したりしている生活がすごく好きなので、これを維持していきたいなと。
林:いいですね。僕も奇妙さんと近い考え方で、いまを続けたいです。目の前に見えている道が、この先どういう方向へ向かっているのかわからないですけど、その場で思いついたものを直感で選びながら進んでいきたい。
映像をつくっていると、こうやって奇妙さんや菅田さん、杉咲さんのような素敵な人に出会う機会が訪れ、そこでまた考え方が更新されていくので。そうやって、ひとつ一つの仕事に集中して、流れに乗りながら楽しく生きていたいです。