些細なことが原因となって友人とのトラブルは起こりかねない。50代後半の女性(埼玉県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収400万円)は、20年前に友人と絶縁したエピソードを綴った。(文:長田コウ)
「20年ほど前、お互いの子どもが幼稚園に入る前のことです。彼女とは高校からの付き合いで、年に数回会う程度でした」
良好な関係だった2人に一体何が起こったのか……。
「この人と関わっていても得るものはない」
事の発端を彼女はこう振り返る。
「ちょうど私の主人が会社を辞めたタイミングで彼女がマンションを買い、新居に招待してくれるとメールが来ました。正直、交通費すら節約したい時期でしたので、子どもの体調不良を言い訳にお祝いだけ送らせてもらいました」
夫の収入がなくなったことで金銭的な余裕がなくなってこのような手段をとってしまうことは仕方ないことだろう。しかし、このことがきっかけで友人の態度は一変する。「新居の自慢をできなかったのが気に入らないのか、そこから攻撃的なメール」が始まったという。
「せっかく招待したのに来ないのは失礼だ」
「無職の旦那なんて離婚するべきだ」
「そもそも無計画に子どもを作るなんて信じられない」
「自分は出産時期まで計算して妊活したのに簡単に子宝に恵まれるなんて許せない」
「そんな無計画だからいつまでも賃貸住宅なんだよ」
新居とは関係のないプライベートのことまで言いたい放題だった。女性は「主人はパワハラに悩んで辞めたのだし、子どもや家の購入など人それぞれのタイミングがあるはず」と綴り、友人に対する怒りよりも呆れが感じられる。
「この人と関わっていても得るものはないと全てブロックして縁を切りました」
女性の判断は正しかったように思える。
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