しかし、冨林のタイムをサクセスウエイト100kgを積むリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rの名取鉄平が1分59秒379で塗り替えて2番手に飛び込むと、その直後にはDOBOT Audi R8 LMSの片山義章が1分58秒982で初音ミクAMGを上回り、新たに首位となる。
その後もアタック合戦は続き、続けてアタックを行ったグッドスマイル 初音ミク AMGの谷口が1分59秒029にタイムを縮めるも、順位は変わらず。さらにサクセスウエイト90kgのmuta Racing GR86 GTの堤優威、Syntium LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹、Yogibo NSX GT3の伊東黎明がタイムアップを果たしQ2進出を決めた。
さらにグッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也が1分58秒652で2番手に飛び込み、Syntium LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑が4番手、続いて“初鈴鹿”のブルーノ・スペングラーが駆るStudie BMW M4が6番手となる。
さらに山内同様に13回のGT300最多ポールポジションを誇るK-tunes RC F GT3の高木真一が1分58秒133を記録するも、山内に届かず2番手。その後も各マシンがアタックを行うものの、“予選日最速”のSUBARU BRZ R&D SPORTを上回ることはできず、山内英輝がGT300クラス最多記録を更新する通算14回目のポールポジションを手にした。
2番手には走行後に山内を称えた高木のK-tunes RC F GT3が続き、グッドスマイル 初音ミク AMGが3番手に。4番手にはBamboo Airways ランボルギーニ GT3、そして5番手にはANEST IWATA Racing RC F GT3、6番手はSyntium LMcorsa GR Supra GTというトップ6となり、ダンロップタイヤとヨコハマタイヤ装着車が速さをみせた予選になった。
なお正式結果では、7番手タイムを記録した2号車muta Racing GR86 GTと11番手タイムの6号車DOBOT Audi R8 LMSに走路外走行によるペナルティが課され、2号車が14番手、6号車が10番手となっている。