新入社員が職場に定着しない理由の一つに職場環境の良し悪しがあげられるだろう。
30代前半の男性(広島県/建築・土木技術職/年収500万円)は、自身の職場環境についてこう綴る。(文:長田コウ)
「うちの課は大体1年以内には新入社員は他の課に飛ばされます。原因は課長ともう1人の古株社員のせいです」
研修が終わり1か月の新人に「あいつはセンスがねえ」と言い出す古株社員
男性が所属する課の仕事は「1か月そこらでできるような仕事ではありません」と指摘する。「年単位で基礎を学び徐々にできることを増やしていく」ものだという。にも関わらず、
「新卒で研修が終わってわずか1か月しか作業を行わせていない新人に対して古株社員が『あいつはセンスがねえ』と言い出します」
「『1か月も見ればそいつができるやつかどうかくらいわかる』という謎理論を古株社員が言い出します」
と酷いものだ。
本来、このような古株社員の言動を止めるべき課長は、前会社で同僚だったためか、古株社員を完全に信用しきっているそうだ。信用するがゆえに「『あの新人だめだね、飛ばすか』と判断」をし、新人は「課外に行って」しまうという。
課長までもが新人に対してひどい言動を示すことに呆れたのだろう。男性の心境を窺わせる文言で締めくくられた。
「私としてはもう新人をとる気がないのかと思ってます。でもだったら最初の研修の時間が無駄すぎるので最初からうちの課に入れないでほしい、こっちも時間割いて研修してるので」
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