交差点で故意に危険運転！　警察の追跡に人をなぎ倒すトラックの衝撃映像（米）＜動画あり＞

米ジョージア州アトランタで今月20日、ピックアップトラックが、まるで曲芸のような運転を繰り返して道路を占拠する「ストリート・テイクオーバー（Street takeover）」の様子が捉えられた。カメラはトラックが警察車両に追われ、人々を次々となぎ倒す瞬間も映し出しており、動画がSNSに投稿されると衝撃が広がった。その後の逮捕劇の映像を交え、アトランタのニュースメディア『FOX 5 Atlanta』などが伝えた。

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ジョージア州アトランタの混雑した交差点で20日夜、フォード・ピックアップトラック「F-150」が、“ドーナツ”と呼ばれる危険運転を繰り返す様子が捉えられ注目された。これは猛スピードでドーナツを描くように旋回する運転で、動画ではタイヤがきしみ、白い煙が上がっているのが見て取れる。

また辺りは無法状態で、交差点に進入することすらできない車で渋滞しており、多数の野次馬が集まって騒いでいるのが分かる。


ところがそこにジョージア州パトロールの警察車両がサイレンを鳴らして現れると、事態は一変。トラックはそれまでの“遊び”を止めると、警察とのカーチェイスが始まった。

なおX（Twitter）に投稿された動画の多くは、このカーチェイスを撮影したもので、トラックが逃げる人々を次々となぎ倒し、周囲からはどよめきが上がっている。

しかしトラックのあがきは長く続かず、猛追する警察車両に後方側面から追突されると停止した。ちなみに警察官はこの時、逃走車を強制的に止める「ピット・マニューバ（PIT maneuver）」と呼ばれる特別な技術を使っていたそうで、これは訓練を受け資格を持った者だけしか実行できないという。

警察官はその後、銃を構えて警察車両のボンネットの上に飛び乗っており、トラックの運転席から男を引っ張り出すと、うつ伏せにして手錠をかけた。

トラックを運転していたのは、ジョージア州マリエッタに住む20歳のケヴィン・アルベス・ダ・シルバ（Kevin Alves Da Saliva）で、無謀運転、ひき逃げ、過失運転致傷罪、車での逃走の重罪などで起訴されている。

そしてケヴィンの逮捕劇を捉えた動画には、次のようなコメントが寄せられた。

「警察官はまるでヒーローだね。」
「訓練の賜物だろう。」
「これは怖い！」
「ストリート・テイクオーバーはあまりにも危険。取り締まり、罰則の強化をして欲しい。」
「即、免停にしないと。」
「大都市では店舗略奪も起きていると聞く。これは犯罪だよ。」
「無法状態で大迷惑。なんとか対策を考えないとね。」



画像は『New York Post　2023年8月21日付「Moment trucker hits people while fleeing cops in busy Atlanta intersection」（Twitter）』『ATLSCOOP　2023年8月25日付Instagram「Here’s the mugshot of 20-year-old Kevin Alves Da Saliva」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）