トップへ

“残業している=頑張っている”という会社で「有能な人こそ見切りをつけて抜けていく」

2023年08月25日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

労働環境があまりも合わないと早々に見切りを付けて退職する新入社員もいる。30代後半の男性(京都府/営業/年収350万円)は職場に「20代前半2人が同時期に入社し、2年で同時期に退社」したことを綴った。「上司によるずさんな指示」が原因と見る男性。その上司は自らも実践していないことを部下には強要しているという。
(文:永本かおり)

勤務時間外の勉強会は「残業も付けづらい雰囲気」

このほかにも原因が思い当たるという男性。勤務時間外に勉強会が開催されているが、あくまでも勉強のため参加しても「残業も付けづらい雰囲気」なのだとか。このようなやり方に納得できない新入社員はいるだろう。

もはや上司1人だけの問題ではなく、「上層部も軒並み昭和の感覚」が根付いていることが背景にある。古い考えが抜けず「残業している」=「頑張っている」と評価する会社で、

「有能な人こそ見切りをつけて抜けていく」

と男性は残念そうに綴っていた。

北海道の50代後半の男性(事務・管理/年収450万円)も、

「毎年3~5名程入社するが1、2名しか残らない」

と、新入社員が定着しない現状を嘆く。その原因をこう説明している。

「業務の時、面接時と違う業務になる。誰の指示で動くのか分からなく、上司が誰か分からない。給与も明確な基準がなく、将来的にも希望が持てない」

長く勤めようと入社したとしても、これでは無理なのでは。投稿者自身は大丈夫なのだろうか。

※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA