店員だって人間だ。一方的な言い分で客に強く当たられれば気が滅入るだろう。15年ほど前に小さなスーパーの店員をしていた40代前半の女性(神奈川県/建築・土木技術職/正社員・職員/年収500万円)は、複数の客からみかんに関するクレームを受けたという。
(文:永本かおり)
「中身が◯グラム足りないから足せ!」
1人目は「みかんが腐っているから返金してくれ」と来店した中年女性客だ。ところが中年女性の持ってきたみかんの袋には「どう見ても店のバーコードではなく、近くの大手スーパーのもの」が付いていた。
女性は「これはうちのではないですよ」 と伝えたが、「確かにここで買った」と中年女性客は引かなかったという。
「結局チーフに出てきてもらい事細かく説明してお帰りいただきました」
もう1人は、みかんの5キロ箱を買った客で「中身が◯グラム足りないから足せ!」とクレームしてきたという。
「箱売りですと開封せずにそのまま店内に並べるため、わざわざ重さも量りません。その旨を伝えても納得しなかったので、みかんを1つ渡してお帰りいただきました」
女性はクレーマーの対応に気疲れした様子で出来事を綴っていた。
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