「仕事は最低でも3年続けた方が良い」とはよく言われるが、最近では3年以内に辞めることも珍しくなくなっている。
40代後半の男性(茨城県/その他/年収500万円)によると、過去に勤務した会社で入社後わずか2時間で退職した後輩がいるという。もはや後輩と言っていいのかわからないほど短時間での離職だが、詳しい経緯を紹介しよう。(文:林加奈)
「その3年は決して短くなく、人生の貴重な時間を無駄にする」
男性によると、後輩はこんな場面を目撃し、退職したらしい。
「入社早々に研修が始まるかと思いきや、同僚がいきなり役員に無茶ぶりで罵倒されているシーンを(後輩は)目撃し、顔色が悪くなり昼休憩前に『無理です』で辞意を伝えて帰っていった」
後輩は罵倒されている同僚に、近い将来の自分の姿を見たのだろう。
「軍隊カラー全開の同族企業であり、親が会長、長男が社長、次男が専務、叔母が監査役で一切の反論ができない社風」
と、改善も期待できない状況だった。後輩は2時間で辞め、男性も3年で退職した。男性は現在もブラック企業に勤務しているというが、「全然マシ」と断言する。前職でのことがよほど堪えたのだろう。
「ブラックの定義は人それぞれだが、どうしても無理な場合は長居する必要はないと考える。昔は『3年は続けろ』と言われていたが、その3年は決して短くなく、人生の貴重な時間を無駄にする」
と、回答を終えていた。
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