SROモータースポーツ・グループの創設者兼CEOであるステファン・ラテルは、来季2024年に開催されるクラウドストライク・スパ24時間レースとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のサーレン・ザ・グレン6時間レースとの日程重複を回避するするため、IMSAと解決策を見出すことに「慎重に楽観視している」と語った。
ベルギーとアメリカで開催されるふたつの耐久レースは、ウェザーテック・スポーツカー選手権の2024カレンダーが発表されたことで、6月27~30日の週末に双方のレースが重複することが明らかになった。
また既報のとおり、来季の北米耐久シリーズではWEC世界耐久選手権の3つのレースや、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジに組み込まれたニュルブルクリンク24時間レースとのバッティングも確認されている。
BMWやポルシェを含むいくつかの自動車メーカーや、2023年よりスパ24時間のタイトルスポンサーを務めているクラウドストライクのジョージ・カーツCEOは、この問題の解決策を見つけることを支持する発言をしている。
SROアメリカの社長兼CEOであるグレッグ・ギルは、8月18日(金)夕方にロード・アメリカで開かれた“ステート・オブ・ザ・スポーツ”の演説の中で、現在の日程の衝突を解決する「あらゆる意図」があると語った。
SROのボスであるラテルもSportscar365にに対し「ぜひそうしたい」と述べ、バッティングの回避を望んでいる姿勢を示した。
「IMSAの友人たちと電話をして、我々はそれを検討しているところだ」とラテル。
「結果はどうなるかって? まだ言えない。私たちは何かが起こることを慎重に楽観視している」
「(もしも解決策が見つからなければ)残念なことだ。とくに(2024年スパ24時間の)100周年を記念するイベントは特別なものになるだろうからね」