20周のレースは12時35分にスタート。真っ先に1コーナーに突っ込んでいったのはポールシッターの津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)。しかし、津田拓也は止まりきれずにラインを大きく外す。替わってレースをリードしたは中須賀、水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、津田の順で4台のトップ集団が形成される。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM):優勝
「赤旗が出て少し周回数が減りましたが、日曜日がいちばん暑くて厳しいレースになりました。自分なりにペースを上げて走りましたが、集団が崩れなかったのできつかったです。自分はタンクが軽くなってからの方がバイクのバランスがよかったので、そこまでは我慢して走り、バトルしてるうちに余力ができてきました」
■水野涼/Astemo HondaDream SI Racing:2位
「今週は金曜日に走ることができず、昨日の予選から今日のレースも使ってセッティングするくらいで、余裕がありませんでした。なので、後ろについて走り、仕掛けるタイミングにあるときに仕掛けるというくらいしかできませんでした。途中トップに出られたことはよかったのですが、トップに出ても自分にはペースがありませんでした」
■津田拓也/AutoRace Ube Racing Team:3位
「最初は中須賀選手のペースに食らいついていくことができましたが、自分のペースが落ちることはわかっていました。水野選手と岡本選手に抜かれて、後ろについていきましたが、タイヤが厳しくなって我慢して走ることしかできませんでした。でも、いつもとは違う展開にしたいと思っていたので、その点では思いどおりに進めることができました。チームとしてはJSB1000クラスは今季からなので、表彰台獲得は大事なことです。ここからさらにステップアップできるよう、データを集めて集中していきたいです」