タイトル争いでは、ランキングリーダーの笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)に、前戦でルーキーながら3勝目を挙げたリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が1ポイント差に迫る状況。最終ラウンドの鈴鹿2連戦を前にしたこのもてぎ戦では、予選トップ3に与えられるポイント含め、タイトル争いを睨んだポイントの奪い合いに注目が集まる。
なお今大会では、前戦を怪我のため欠場した大湯都史樹(TGM Grand Prix)が53号車のシートに復帰している。
グリーンフラッグ直後から各車が周回を重ねるなか、序盤は阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)が1分34秒685で暫定トップに立ち、これに宮田、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)らトヨタエンジンユーザーが続く展開に。ここに大嶋和也(docomo business ROOKIE)も割り込んでくる。
国本雄資(Kids com Team KCMG)が2番手へと食い込んでくるなか、10時15分には昨年王者の野尻が1分33秒488へとタイムを詰め、タイミングモニター最上段に躍り出た。
ルーキーのジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)が野尻に続く2番手、さらに同じくルーキーの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も3番手へとポジションを上げ、セッションは終盤を迎えた。
ここから各車が次々とタイムアップ。関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、大嶋らが相次いで上位に進出するなか、残り15分、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手に飛び込むと、このタイムを宮田、国本が次々と更新。さらに小林可夢偉(Kids com Team KCMG)が1分33秒767と上回り、野尻に0秒279差まで迫った。