8月18日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアプリリア・レーシングは、ロレンツォ・サバドーリと契約を更新して、2024年も引き続きテストライダーに起用すると発表した。
イタリア人ライダーのサバドーリは、長期に渡ってアプリリアのマシンを駆っており、FIMスーパーストック1000カップのチャンピオンに輝いた経験を持つ。
2020年にアプリリアのテストライダーに就任し、2021年はMotoGP開幕戦からレギュラー参戦していたが、移籍してきたマーベリック・ビニャーレスがレギュラーライダーとして起用されたことから、テストライダーに戻った。
2022年と2023年はマシン開発を行いつつ、ワイルドカード参戦を果たしているが、さらに2024年も引き続きアプリリアRS-GPのテストライダーを務めることが決まった。また、来シーズンもMotoGPに3度のワイルドカード参戦を予定しているという。
■ロレンツォ・サバドーリ
「アプリリアレーシングは、今や僕にとって第2の家族だ。僕らは2015年から一緒にやってきて、この素晴らしいコラボレーションを続けられることをとても嬉しく思っているよ。テストチームのメンバー全員と一緒にやっている仕事は僕にとって幸せであり、シルバーストンでは、3台のRS-GPが優勝争いを繰り広げていたけれど、アプリリアをMotoGPのトップに押し上げることに貢献できたことは、僕にとっての誇りだ」
「近年のMotoGPはとても競争が激しく、あらゆる細部の開発の面においてさらに上を目指さなければならないし、それがテストライダーの仕事がますます重要になっている理由でもある。このようなデリケートな役割を僕に託してくれたアプリリアに感謝しているよ。すべてのライダーの夢は、やはりフルタイムのレースに復帰し、自分のポテンシャルを発揮することができることだ」