会社から残業しないようにと言われながら、業務時間内で終わらない量の仕事に追われている人は多いだろう。千葉県に住む50代後半の男性(サービス・販売・外食/年収500万円)もその1人のようだ。(文:ミッチー)
料理人の男性が、百貨店で惣菜の責任者をしていた時のこと。「ある出来事がきっかけで」残業手当が付くことになり、それを支払いたくない会社側から「時短時短と題目のように」言われたそうだ。
「18時でやっと終わっていた作業を16時で終わらせるようにどやされ」たという。
PCで終業時間を管理されているため、PCを使わない業務を残業にあてる
無理難題を押し付けられた男性は、
「出来ないので泣く泣くタイムカードを仕事中に切り、サービス残業していました」
と振り返る。
「今考えると何かもっと対策があったと後悔しています」
とも語っているが、果たして本当によい対策なんてあったのだろうか。
京都府に住む60代後半の男性(事務・管理/年収300万円)も、残業に関する悩みを投稿した。こちらの男性も「残業をできるだけやらないように指示され」ており「ほぼ年間を通して」残業が記録されていないようだ。
「職場でPCで終業時間を管理されている」ことを逆手に取り、男性は「PCで管理出来ない残業を知恵を絞って実施している」という。具体的には「倉庫での整理整頓(入庫機器の入れ替えや整理)」を行っているそうだ。結果的に「実質は60分位の残業時間となっている」とのことだった。
2人の投稿者に共通して言えるのは、会社は残業しないようにと言うわりに仕事量を減らさないので、結局残業を余儀なくされていることだ。上司が部下一人ひとりの抱えている仕事量を調査し配分を調整できて初めて、会社は残業するなと言えるのではないか。
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