2023年08月18日 15:01 おたくま経済新聞
SNSでは自由な発想から生まれるユニークなハンドメイド作品を多く見かけますが、先日注目を集めていたのは、X(ツイッター)ユーザー「いはらさん」が投稿したイヤーアクセサリー。
大きさの異なるL字型のパーツが5本並んでリングで束ねられた、おしゃれなイヤリングのモチーフとなっているのは、DIYの必需品「六角棒レンチ」。どうりで既視感があると思った……!
普段はVRSNSのひとつである「VRChat」にて、プレイヤーが開催するイベントにキャストとして参加したり、アバターに使うアクセサリーのモデリングをしたりといった活動をしているいはらさん。
察しの良い方は気付いたかもしれませんが、今作はこの「VRChat」で使用するアクセサリーとして制作したもの。「六角レンチホルダーって、ジャラジャラしてるイヤリングっぽいよね!」と日常思い描いていたアイデアをモデリングしてみたのだそう。
つまり、VR空間での装着を想定しており、現実に手にすることが出来るアイテムではありません。ただし、今回投稿に3万件近い「いいね」が付くなどの反響が寄せられたことや、最近ちょうど3Dプリンタを購入したことから、本物のアクセサリーとして出力を検討中とのことでした。
「こんなアクセサリー作ってみたよ!っていう進捗報告のつもりで、周囲の方々にお見せしたつもりでしたが、思いの外色んな人に回覧いただく形となりました」と、予想していなかった反響に対して、驚いた様子のいはらさん。
今後は更なるクオリティアップを図り、まずはVRChat用のアイテムとして公開予定とのこと。仮想空間のアイテムが現実でも手に取れる、なんて夢がありますよね。強度や重量等の問題がありますが、実用化が待たれるところです。
<記事化協力>
いはらさん Ihara-sanさん(@pr3s3n7d4j)
(山口弘剛)