世帯年収が1000万円を超えると、お金の不安はなさそうなイメージを持っていないだろうか。しかし福岡県に住む30代前半の女性(商社系【総合商社・素材・医薬品他】)は、世帯年収1100万円でも子どもができた時のことを考えると、お金の不安があるという。(文:ミッチー)
既婚でまだ子どもがいない女性は、
「子どもが産まれなければ、老後2人で暮らすのに十分な資産はあると思います」
と語る一方で、「いずれは子どもが欲しい」と考えているため、「お金の面で不安」があるという。
外食は月に2回程度で普段は自炊
女性は「収入が旦那の1.5倍ある」とのことで、子どもが産まれた場合、かなり家計に響くと見ている。
「産休育休で収入が減ること、場合によってはフルタイムで働けなくなり、貯金や投資が現状維持できなくなるのではと不安です」
現在の資産状況について「貯金、NISA、iDeCo、海外オフショア投資、個人年金保険」と明かす。また現在賃貸住まいだが、新築分譲マンションを購入したため、来年2月から住宅ローンの支払いが始まるとのこと。
そこで女性は「贅沢もせず普通の暮らし」をしているという。
「外食は月に2回程度、普段は自炊」をするとのことで、エンゲル係数はだいぶ低そうだ。
また「旅行が趣味」だというが、それでも「4か月に1回くらい国内旅行」をする程度らしい。
文部科学省や学生生活調査などのデータを見ると、子ども1人を大学卒業まで育てる場合、およそ3000万円かかると言われている。たしかに世帯年収が1000万円を超えていても、お金の不安はのしかかってきそうだ。
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