《公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました》
《あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています…》
ツイッターで悲痛な心情を吐露したのは、韓国の人気女性アーティスト・DJ SODA。“事件が起こったのは、8月11日から13日にかけて、大阪・泉南市で行われた音楽フェス『MUSIC CIRCUS'23』の最終日だった。
観客が“痴漢行為”
「13日の公演に参加したDJ SODAさんは、ライブパフォーマンスの終盤にステージから降りて観客の近くへ駆け寄りました。すると、最前列付近の観客の一部が、柵から身を乗り出して彼女の身体を触ったり、腕を掴むなどして揉みくちゃ状態に。男性客だけでなく、女性客からも胸を触られるなど“セクハラ”の被害を受けたDJ SODAさんは身体を退け、逃げるようにその場を離れました」(イベント制作会社関係者)
SNSに投稿されている写真や動画で“事件現場”の様子を伺うと、確かに観客が彼女の身体へと手を伸ばし、手の一部を胸に当てたり腕を掴んでいる光景が確認できる。
「DJ SODAさんはこれまでも海外の公演などでしばしば観客に近づくことがありましたが、過去のライブの動画などでは“セクハラ行為”は確認されていません。SNS上では“日本の恥”として、観客の行き過ぎた振る舞いに非難が集まっています」(レコード会社関係者)
心ない声も…
ツイッターでは、
《性犯罪じゃん……早く自首して》
《同じ日本人として恥ずかしいし申し訳無いし可哀想すぎ》
《痴漢男、クソだな……と思ったら女まで胸揉んでてドン引き》
など、暴走した観客による蛮行に批判の声が寄せられている。しかし、一部からは心ない声も寄せられているという。
「DJ SODAさんに対して“露出の多い服装で観客に近づくのが悪い”という、まるで被害の責任が彼女にあるかのようなコメントが一部で上がっているんです。もちろん、言うまでもなく今回の件は観客側に非がありますし、アーティストの衣装と“痴漢行為”は決して結びついていいものではありません。そういった“薄着=触られても仕方がない”という認識が蔓延っていること自体、この社会の大きな問題だと思います」(前出・イベント制作会社関係者)
DJ SODAは14日、ツイッターで《私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない》《私は人々に私に触ってほしいから露出した服を着るのではない》《ウォーターフェスティバルで露出している服を着る事が間違っているの? 私は自分が着たい服を着る自由がある》と投稿。リプライ欄には、賛同の声が集まっている。
日本の音楽フェスで起きた“痴漢事件”。どんな理由があっても、アーティストを危険な目に遭わせる行為は糾弾されて然るべきだろう。